マルカ、今期経常を28％下方修正

　マルカ <7594> が7月3日大引け後(16:00)に決算を発表。20年11月期第2四半期累計(19年12月-20年5月)の連結経常利益は前年同期比21.9％減の9.9億円に減り、従来予想の12.5億円を下回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の25億円→18億円(前期は27.4億円)に28.0％下方修正し、減益率が8.8％減→34.3％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益は前年同期比45.2％減の8億円に落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比44.2％減の3.7億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の3.5％→3.0％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期累計期間における当社を取り巻く環境は、米中通商問題や英国のＥＵ離脱問題等の海外情勢の不確実性に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の停滞に伴い、先行き不透明な状況で推移いたしました。　当第２四半期累計期間の結果を踏まえ、新型コロナウイルスの感染拡大による当社グループへの影響を織り込み、2020年１月15日に公表いたしました通期連結業績予想及び通期個別業績予想を以下のとおり修正いたします。　売上高については、国内・海外ともに引き続き自動車業界を中心に投資計画の先送りや外出自粛要請による営業活動制限等は少なくとも当会計年度末までは継続するものと予想し、当第２四半期累計期間までの受注減少を反映させた結果、通期連結業績予想においては9,500百万円、通期個別業績予想においては6,500百万円下方修正いたします。この売上高の減少により、連結・個別の各利益につきましても減少を余儀なくされ、当初の数値を下回る見込みとなりました。　なお、配当につきましては、当初予想に変更の予定はありません。