【次期決算に向けてボックスを上放れると予想】
【上場企業では唯一の専売事業】
1982年創業の独立系半導体商社で、外国製 FPGA(Field Program Gate Array)の販売を事業の柱として展開。通販サイト「PALLETS」では最新製品販売の他、製品デモンストレーションを行っています。
また、子会社として DSP や FPGA に関する豊富な設計実績を持つと同時に最先端の画像・音声処理に関して高い技術力と実績を有するエクスプローラ社や、センサー及びMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を開発して小型・超薄型パッケージを量産化するテクノロジー・イノベーション社をグループ会社としています。
同社主力の FPGA とは、言わば「後からでも回路の書き換えが可能なデバイス」で、1985年に米国の Xilinx社 によって初めて製品化されたもので、同社の製品ラインナップでも重要な位置を占めています。現在の上場企業でFPGA分野で先行する米Xilinx社製品を扱っているのは上場企業で同社のみとなります。
FPGA は大容量のデータ処理が可能となる事から、その応用範囲については世界中の半導体メーカーから熱い視線が注がれており、画像処理(自動運転、ドローン、遠隔医療)や通信ネットワーク( 5G 、IoT )、ビッグデータ処理( AI 、ディープラーニング)の最新テクノロジーを実現する上では不可欠な要素となりつつあります。
3月にドイツ ハノーバーで開催される、IoT、ビッグデータ、AI、ロボット等先端技術を活用した B to B ソリューションの世界最大級の展示会である国際情報通信技術見本市「CeBIT 2017」では子会社のエクスプローラ社が「ジャパン・パビリオン」に出展しました。ここではカメラなどからの映像情報を処理、伝送する製品や IoT ソリューション製品を展示予定となっており、改めて注目を集めるきっかけになるかもしれません。
これまでは半導体商社として利益率が低い製品販売や設計受託、ファブレス製造を主力事業としてきました。しかし、これまで培ってきた技術力を武器に自社製品の ODM 生産拡大、さらにそれらを中心とした IoT ソリューション提供を利益の柱として位置付けていくものと思われます。
現在の同社は一介の技術商社から利益率の高いIoTシステム会社へと移行する過渡期に差し掛かり、事業構造の転換とともに株価も大きく飛躍する局面を迎えています。
【新製品の投入開始が業績に寄与】
現段階では、産業用IoT事業は先行投資段階と考えられ、先般のドイツ展示会「CeBIT2017」に出展された子会社エクスプローラの4K/2Kの2機種対応のフルHDエンコーダ装置や8K/4K映像に合成処理を施すことができるプラットフォーム「Image CUBE」等も4月からの順次出荷が見込まれています。
また、利益率の高い自社製品が株価に反映されるのは早くとも夏以降となりますが、足元では通信機器やクラウド向けで引き合いが好調な外国製FPGAが牽引役を果たしてくれることでしょう。FPGAはIoT社会の実現過程において爆発的な需要拡大が見込まれる領域で中核的な役割を果たします。
新テクノロジー分野における需要見通しを推察すると、今後の事業成長可能性は抜群に大きなものになると見込まれ、短期投資で手仕舞いか中長期投資で保有を続けるかは個々の投資スタンスによって変わってくると考えられます。
同社の事業領域にはかつてない業界“ビッグ・チェンジ”の波が押し寄せてきています。今後も市場の中でその存在感がますます高まっていくことに疑いの余地はないでしょう。
【次期決算に向けてボックスを上放れると予想】
同社の次回決算は8月の中間決算となりますが、事業進捗次第では7月上旬~中旬にかけて業績見通しの上方修正が発表される可能性があります。足元で米NASDAQの急落で株価は連れ安しましたが、半導体関連に対する見切り売りも一服。前回の5月決算発表時までの調整で、仕切り直しの局面となります。これからある程度の戻り売りを覚悟する必要はあるものの、SOX指数にも下げ止まり感が出てきていることから、次第に中期の上昇トレンドに回帰する動きになると考えられます。高成長株の物色は一旦始まると手が付けられなくなることから、動きが出始める前の先回り買いが功を奏すでしょう。
PALTEK(7587) [東証2部]
株価:955円
業種:サービス
単元株数:100株
PER:13.46倍
PBR: 1.17倍
1982年創業の独立系半導体商社で、外国製 FPGA(Field Program Gate Array)の販売を事業の柱として展開。通販サイト「PALLETS」では最新製品販売の他、製品デモンストレーションを行っています。
また、子会社として DSP や FPGA に関する豊富な設計実績を持つと同時に最先端の画像・音声処理に関して高い技術力と実績を有するエクスプローラ社や、センサー及びMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を開発して小型・超薄型パッケージを量産化するテクノロジー・イノベーション社をグループ会社としています。
同社主力の FPGA とは、言わば「後からでも回路の書き換えが可能なデバイス」で、1985年に米国の Xilinx社 によって初めて製品化されたもので、同社の製品ラインナップでも重要な位置を占めています。現在の上場企業でFPGA分野で先行する米Xilinx社製品を扱っているのは上場企業で同社のみとなります。
FPGA は大容量のデータ処理が可能となる事から、その応用範囲については世界中の半導体メーカーから熱い視線が注がれており、画像処理(自動運転、ドローン、遠隔医療)や通信ネットワーク( 5G 、IoT )、ビッグデータ処理( AI 、ディープラーニング)の最新テクノロジーを実現する上では不可欠な要素となりつつあります。
3月にドイツ ハノーバーで開催される、IoT、ビッグデータ、AI、ロボット等先端技術を活用した B to B ソリューションの世界最大級の展示会である国際情報通信技術見本市「CeBIT 2017」では子会社のエクスプローラ社が「ジャパン・パビリオン」に出展しました。ここではカメラなどからの映像情報を処理、伝送する製品や IoT ソリューション製品を展示予定となっており、改めて注目を集めるきっかけになるかもしれません。
これまでは半導体商社として利益率が低い製品販売や設計受託、ファブレス製造を主力事業としてきました。しかし、これまで培ってきた技術力を武器に自社製品の ODM 生産拡大、さらにそれらを中心とした IoT ソリューション提供を利益の柱として位置付けていくものと思われます。
現在の同社は一介の技術商社から利益率の高いIoTシステム会社へと移行する過渡期に差し掛かり、事業構造の転換とともに株価も大きく飛躍する局面を迎えています。
【新製品の投入開始が業績に寄与】
現段階では、産業用IoT事業は先行投資段階と考えられ、先般のドイツ展示会「CeBIT2017」に出展された子会社エクスプローラの4K/2Kの2機種対応のフルHDエンコーダ装置や8K/4K映像に合成処理を施すことができるプラットフォーム「Image CUBE」等も4月からの順次出荷が見込まれています。
また、利益率の高い自社製品が株価に反映されるのは早くとも夏以降となりますが、足元では通信機器やクラウド向けで引き合いが好調な外国製FPGAが牽引役を果たしてくれることでしょう。FPGAはIoT社会の実現過程において爆発的な需要拡大が見込まれる領域で中核的な役割を果たします。
新テクノロジー分野における需要見通しを推察すると、今後の事業成長可能性は抜群に大きなものになると見込まれ、短期投資で手仕舞いか中長期投資で保有を続けるかは個々の投資スタンスによって変わってくると考えられます。
同社の事業領域にはかつてない業界“ビッグ・チェンジ”の波が押し寄せてきています。今後も市場の中でその存在感がますます高まっていくことに疑いの余地はないでしょう。
【次期決算に向けてボックスを上放れると予想】
同社の次回決算は8月の中間決算となりますが、事業進捗次第では7月上旬~中旬にかけて業績見通しの上方修正が発表される可能性があります。足元で米NASDAQの急落で株価は連れ安しましたが、半導体関連に対する見切り売りも一服。前回の5月決算発表時までの調整で、仕切り直しの局面となります。これからある程度の戻り売りを覚悟する必要はあるものの、SOX指数にも下げ止まり感が出てきていることから、次第に中期の上昇トレンドに回帰する動きになると考えられます。高成長株の物色は一旦始まると手が付けられなくなることから、動きが出始める前の先回り買いが功を奏すでしょう。
PALTEK(7587) [東証2部]
株価:955円
業種:サービス
単元株数:100株
PER:13.46倍
PBR: 1.17倍