サイゼリヤが連日の年初来高値更新、連結業績見通し増額を引き続き評価、移動平均線とのカイ離に注意

　サイゼリヤが出来高を膨らませ３日続伸。一時１２９円高の１９３７円まで買われ、連日の年初来高値更新。低価格メニューに特色を持つイタリアンレストランチェーンで、６日に１０年２月中間期連結決算を発表し、１０年８月期の連結業績見通しを上方修正したことが引き続き材料視されている。

　新規出店増効果と、業務効率化の効果により、１０年８月期の連結売上高は従来予想比２５億円増の９７５億円（前期比１０．４％増）、営業利益は同１５億円増の１３５億円（同４７．２％増）、純利益は同９億５０００万円増の７４億５０００万円（前期は４８億９６００万円の赤字）となる見通し。この収益変化率の高さも評価されている。

　時価は連結予想ＰＥＲ１３倍と依然割安感もあり、当面はさらなる上値を試す展開が予想されるが、きようの高値時点で、日足と２５日移動平均線とのプラスカイ離が１４％台に拡大しており、出来高ボリュームが減少すると、株価は急落する可能性もある。新規投資はこの点に注意が必要だろう。

　終値は、前日比４２円高の１８５０円。（高野龍一）



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提供：モーニングスター社

サイゼリヤが連日の年初来高値更新、１０年８月期連結業績見通しの増額を引き続き材料視

　サイゼリヤが続伸。一時３６円高の１８０９円まで買われ、連日の年初来高値更新。低価格メニューに特色を持つイタリアンレストランチェーンで、６日に１０年２月中間期（０９年９月－１０年２月）連結決算を発表し、１０年８月期の連結業績見通しを上方修正したことが引き続き材料視されている。

　発表によれば、１０年８月期の連結売上高は従来予想比２５億円増の９７５億円（前期比１０．４％増）、営業利益は同１５億円増の１３５億円（同４７．２％増）、純利益は同９億５０００万円増の７４億５０００万円（前期は４８億９６００万円の赤字）となる見通しだ。売上、利益とも過去最高更新の見込みで、会社側では、新規出店効果による客数増と、生産、物流、店舗の各段階での業務の効率化を上方修正の理由として挙げている。

　連日の年初来高値更新ながら、時価は連結予想ＰＥＲ１２．６倍と依然割安感もあり、当面はさらなる上値を試す展開が予想される。（高野龍一）



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サイゼリヤ、客数が堅調推移し１０年８月期業績予想を上方修正

　イタリア料理レストランを展開するサイゼリヤは６日、１０年８月期連結業績予想の上方修正を発表。売上高予想を９５０億円から９７５億円（前期８８３億円）に、営業利益予想は１２０億円から１３５億円（同９１億円）に引き上げた。テレビ放映による認知度の高まりから客数が引き続き堅調に推移したことに加え、新規出店店舗における客数も好調を維持。生産・物流・店舗の各段階における業務の効率化も寄与した。

　１０年２月中間期（０９年９月－１０年２月）は売上高４７８億５６００万円（前年同期比１７．６％増）、営業利益６９億５４００万円（同３．４倍）。

　６日終値は４円安の１６９９円。



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