ニチリョク、前期経常を一転2％減益に下方修正

　ニチリョク <7578> [ＪＱ] が4月22日大引け後(16:30)に業績修正を発表。20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億9000万円→1億0200万円(前の期は1億0400万円)に46.3％下方修正し、一転して1.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1億2300万円→3500万円(前年同期は1億1300万円)に71.5％減額し、一転して69.0％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年3月期通期個別業績予想の売上高につきましては、葬祭事業は、超高齢化を背景に施行件数は順調に増加したものの、葬儀の小規模化傾向が施行単価を押し下げたことに加え、霊園事業及び堂内陵墓事業においても、消費税率改正に起因した消費意欲の減退や新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来園者の減少が顕著化したこと等の要因により、前回発表予想を下回る見込みであります。また、利益面におきましても、投資有価証券売却益53百万円を特別利益として計上したものの、売上高の低下を吸収するには至らず、営業利益、経常利益、当期純利益は、同様に予想数値を下回る見込みであります。※その他2020年3月期決算短信〔日本基準〕(非連結)の開示は、2020年5月8日(金)を予定しております。※業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項上記の業績予想数値につきましては、本資料発表日現在の見通し、計画に基づき作成したものであります。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。