エコス、今期経常を一転19％増益に上方修正

　エコス <7520> [東証Ｐ] が1月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比33.0％増の42.3億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の35億円→54億円(前期は45.2億円)に54.3％上方修正し、一転して19.4％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.8億円→24.8億円(前年同期は21.6億円)に4.2倍増額し、一転して15.0％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比60.2％増の13.2億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.8％→3.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　諸物価高騰の経済環境の中にあって、当社エコスグループは、エブリデイ・ロープライスを強化するなど、積極的な販売活動を推進いたしました。　足許の業績は、想定を上回るレベルにて推移しておりますが、この状況を踏まえ、当社エコスグループの2024年2月期の通期の連結業績値は前回公表した予想から増収増益となる見通しであります。　しかしながら、食品スーパーマーケット業界におきましては、業種・業態の枠を超えた競争がますます激化しており、加えて原材料や光熱費などの各種コストの上昇により、経済活動に与える影響が極めて不透明な状況であることから、今後の景気・個人消費動向を注視し業績予想の見直しが必要になった場合には速やかに開示することといたします。　※ 上記予想は、本資料公表日現在において入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の　　業績は今後様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。以 上