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G-7ホールディングスのニュース
■事業概要
G-7ホールディングス<7508>の事業は、オートバックス・車関連事業、業務スーパー・こだわり食品事業、その他事業の3つの事業セグメントで構成されている。2019年3月期の事業別売上高構成比を見ると、オートバックス・車関連事業で31.0%、業務スーパー・こだわり食品事業で65.3%となり、また、利益ベースでもそれぞれ39.7%、59.5%を占め両事業で全体の90%以上となっている。
1. オートバックス・車関連事業
オートバックス・車関連事業は、「オートバックス」のフランチャイジーでカー用品販売、メンテナンスなどを展開する(株)G-7・オート・サービスと、バイク用品の販売・メンテナンスを展開する(株)G-7バイクワールドのほか、マレーシア、タイで展開する車関連事業、(株)G-7.Crown Tradingで展開する自動車輸出販売事業で構成されている。
売上高の8~9割はオートバックス関連で占められ、2019年9月末時点のオートバックス関連の店舗数は国内73店舗(オートバックス66店舗、オートバックスエクスプレス7店舗)、マレーシア2店舗(オートバックス2店舗)で、オートバックスグループ(国内586店舗、海外46店舗)の中では最大規模のフランチャイジーとなっている。出店エリアは兵庫県、京都府、福井県、岡山県、広島県、千葉県、茨城県となり、なかでも兵庫県には39店舗と全体の6割弱を出店している。従業員1人当たりの生産性や粗利益率、在庫回転率などを重視した店舗運営を徹底しており、オートバックスグループの中では、もっとも高い収益性を維持している。その他、車関連としては独自展開として、洗車・コーティング専門店のクリスタルセブン2店舗、タイヤ専門館1店舗、BPセンター(鈑金・塗装)7店舗、新車・中古車買取販売のスズキカーズ大阪1店舗などを展開している。
「バイクワールド」は、2019年9月末時点で国内12店舗、マレーシア2店舗、タイ1店舗の合計15店舗展開しており、また、2017年に子会社化したG-7.Crown Tradingは東南アジアを中心に自動車の輸出販売を行っている。売上構成比はそれぞれ1割弱となる。
2. 業務スーパー・こだわり食品事業
業務スーパー・こだわり食品事業は、「業務スーパー」のフランチャイジー展開をする(株)G-7スーパーマートと精肉小売事業を主に展開する(株)G-7ミートテラバヤシ、食品・飲食店事業を展開する(株)G7ジャパンフードサービスの事業で構成されている。
売上高の8割を占めるG-7スーパーマートは、「業務スーパー」のメガフランチャイジーで、2019年9月末時点の店舗数は139店舗と業務スーパーグループ(840店舗)の中で最大規模となっている。出店エリアは関東、中部、関西、九州、北海道地域となる。
売上高の1割強を占めるG-7ミートテラバヤシは、精肉小売店「テラバヤシ」を2019年9月末時点で105店舗出店している。店舗の約9割は「業務スーパー」及び「めぐみの郷」のテナントとして出店しており、残りは百貨店やショッピングモール等に出店している。
売上高の1割弱を占めるG7ジャパンフードサービスは、各地方の名産品や特産品を発掘し、「こだわり食品」として百貨店などに卸販売しているほか、食品のPB商品開発、製造販売、ネット通販事業を行っている。また、レストラン事業やスイーツ事業にも展開している(レストラン、スイーツ事業はその他事業セグメントに計上)。
3. その他事業
その他事業は、農産物直販所「めぐみの郷」を運営する(株)G7アグリジャパンのほか、不動産、ダイソー、リユースショップ、フィットネスクラブ、ゴルフスクールなど複数の事業を展開する(株)G7リテールジャパンに加えて、レストラン事業やスイーツ事業、コインランドリーサービス事業、海外事業(オートバックス・バイクワールド事業を除く)などが含まれている。
「めぐみの郷」については、2019年9月末時点で24店舗を関西圏、首都圏に出店している。販売方法は2018年4月より買取販売方式から委託販売方式(販売額の約2割を手数料収入として売上計上)に切り替えている。
コインランドリーサービス事業では「マンマチャオ」((株)エムアイエス)をオートバックス店舗敷地内に出店しており、2019年9月末時点で5店舗となっている。また、レストラン事業では2019年3月期より「いきなり!ステーキ」((株)ペッパーフードサービス)を開始し、ロードサイド型店舗のスタイルで8店舗を出店している。スイーツ事業ではたい焼き専門店「やまや本舗」((株)やまや鯛焼き本舗)を3店舗、シュークリーム専門店、カスタードアップルパイ専門店を各1店舗出店している。チーズタルト「BAKE CHEESE TART」((株)BAKE)については2019年9月末で2店舗を出店しているが、2020年3月期中に撤退する予定となっている。その他、女性専用健康体操教室「カーブス」((株)カーブスジャパン)を20店舗、ゴルフレッスンスクール「ステップゴルフ」(ステップゴルフ(株))を3店舗、リユースショップを5店舗(メガリサイクル王国1店舗、リユース王国1店舗、良品買館2店舗、キングラム1店舗)、100円ショップ「ダイソー」((株)大創産業)を2店舗それぞれ出店しており、幅広い分野に事業を展開している。
なお、海外事業(オートバックス・バイクワールド事業を除く)については、台湾で「いきなり!ステーキ」を1店舗出店しており、ミャンマーで小規模ながら運営していたアグリ事業(農園運営)やカンボジアでの自動車販売事業については撤退している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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G-7ホールディングス<7508>の事業は、オートバックス・車関連事業、業務スーパー・こだわり食品事業、その他事業の3つの事業セグメントで構成されている。2019年3月期の事業別売上高構成比を見ると、オートバックス・車関連事業で31.0%、業務スーパー・こだわり食品事業で65.3%となり、また、利益ベースでもそれぞれ39.7%、59.5%を占め両事業で全体の90%以上となっている。
1. オートバックス・車関連事業
オートバックス・車関連事業は、「オートバックス」のフランチャイジーでカー用品販売、メンテナンスなどを展開する(株)G-7・オート・サービスと、バイク用品の販売・メンテナンスを展開する(株)G-7バイクワールドのほか、マレーシア、タイで展開する車関連事業、(株)G-7.Crown Tradingで展開する自動車輸出販売事業で構成されている。
売上高の8~9割はオートバックス関連で占められ、2019年9月末時点のオートバックス関連の店舗数は国内73店舗(オートバックス66店舗、オートバックスエクスプレス7店舗)、マレーシア2店舗(オートバックス2店舗)で、オートバックスグループ(国内586店舗、海外46店舗)の中では最大規模のフランチャイジーとなっている。出店エリアは兵庫県、京都府、福井県、岡山県、広島県、千葉県、茨城県となり、なかでも兵庫県には39店舗と全体の6割弱を出店している。従業員1人当たりの生産性や粗利益率、在庫回転率などを重視した店舗運営を徹底しており、オートバックスグループの中では、もっとも高い収益性を維持している。その他、車関連としては独自展開として、洗車・コーティング専門店のクリスタルセブン2店舗、タイヤ専門館1店舗、BPセンター(鈑金・塗装)7店舗、新車・中古車買取販売のスズキカーズ大阪1店舗などを展開している。
「バイクワールド」は、2019年9月末時点で国内12店舗、マレーシア2店舗、タイ1店舗の合計15店舗展開しており、また、2017年に子会社化したG-7.Crown Tradingは東南アジアを中心に自動車の輸出販売を行っている。売上構成比はそれぞれ1割弱となる。
2. 業務スーパー・こだわり食品事業
業務スーパー・こだわり食品事業は、「業務スーパー」のフランチャイジー展開をする(株)G-7スーパーマートと精肉小売事業を主に展開する(株)G-7ミートテラバヤシ、食品・飲食店事業を展開する(株)G7ジャパンフードサービスの事業で構成されている。
売上高の8割を占めるG-7スーパーマートは、「業務スーパー」のメガフランチャイジーで、2019年9月末時点の店舗数は139店舗と業務スーパーグループ(840店舗)の中で最大規模となっている。出店エリアは関東、中部、関西、九州、北海道地域となる。
売上高の1割強を占めるG-7ミートテラバヤシは、精肉小売店「テラバヤシ」を2019年9月末時点で105店舗出店している。店舗の約9割は「業務スーパー」及び「めぐみの郷」のテナントとして出店しており、残りは百貨店やショッピングモール等に出店している。
売上高の1割弱を占めるG7ジャパンフードサービスは、各地方の名産品や特産品を発掘し、「こだわり食品」として百貨店などに卸販売しているほか、食品のPB商品開発、製造販売、ネット通販事業を行っている。また、レストラン事業やスイーツ事業にも展開している(レストラン、スイーツ事業はその他事業セグメントに計上)。
3. その他事業
その他事業は、農産物直販所「めぐみの郷」を運営する(株)G7アグリジャパンのほか、不動産、ダイソー、リユースショップ、フィットネスクラブ、ゴルフスクールなど複数の事業を展開する(株)G7リテールジャパンに加えて、レストラン事業やスイーツ事業、コインランドリーサービス事業、海外事業(オートバックス・バイクワールド事業を除く)などが含まれている。
「めぐみの郷」については、2019年9月末時点で24店舗を関西圏、首都圏に出店している。販売方法は2018年4月より買取販売方式から委託販売方式(販売額の約2割を手数料収入として売上計上)に切り替えている。
コインランドリーサービス事業では「マンマチャオ」((株)エムアイエス)をオートバックス店舗敷地内に出店しており、2019年9月末時点で5店舗となっている。また、レストラン事業では2019年3月期より「いきなり!ステーキ」((株)ペッパーフードサービス)を開始し、ロードサイド型店舗のスタイルで8店舗を出店している。スイーツ事業ではたい焼き専門店「やまや本舗」((株)やまや鯛焼き本舗)を3店舗、シュークリーム専門店、カスタードアップルパイ専門店を各1店舗出店している。チーズタルト「BAKE CHEESE TART」((株)BAKE)については2019年9月末で2店舗を出店しているが、2020年3月期中に撤退する予定となっている。その他、女性専用健康体操教室「カーブス」((株)カーブスジャパン)を20店舗、ゴルフレッスンスクール「ステップゴルフ」(ステップゴルフ(株))を3店舗、リユースショップを5店舗(メガリサイクル王国1店舗、リユース王国1店舗、良品買館2店舗、キングラム1店舗)、100円ショップ「ダイソー」((株)大創産業)を2店舗それぞれ出店しており、幅広い分野に事業を展開している。
なお、海外事業(オートバックス・バイクワールド事業を除く)については、台湾で「いきなり!ステーキ」を1店舗出店しており、ミャンマーで小規模ながら運営していたアグリ事業(農園運営)やカンボジアでの自動車販売事業については撤退している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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