ムラキが急反落、原油安も購買意欲向上せず第３四半期大幅減益

　ムラキ<7477.T>が急反落。２７日の取引終了後に発表した第３四半期累計（４～１２月）連結決算で、売上高６４億２２００万円（前年同期比４．７％減）、営業利益３９００万円（同４２．９％減）、純利益３３００万円（同５２．３％減）と大幅減益となったことを嫌気。株価は直近で原油安による販売増期待や低位株物色の流れから急騰し、２３日には０７年１月以来の２１０円台をつけていただけに、利益確定売りも膨らんでいるようだ。
　主力のカーケア商品は、原油価格の下落で販売先のサービスステーションの購買意欲向上が期待されていたが復調までは至らず、大型ＬＥＤ看板の自走式ブースＭ－ＷＩＮＧの再アプローチやクロージング活動を優先したこともあり、減収、大幅減益を余儀なくされた。なお、１５年３月期通期業績予想は売上高９１億４３００万円（前期比３．５％増）、営業利益９３００万円（同４６．１％増）、純利益８５００万円（同１２．４％減）の従来予想を据え置いている。

ムラキの株価は１１時１９分現在１３９円（▼２１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）