ジャムコ、今期経常を赤字縮小に上方修正

　ジャムコ <7408> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は18.1億円の赤字(前年同期は80.8億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の43.6億円の赤字→35億円の赤字(前期は117億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の36.7億円の赤字→28.1億円の赤字(前年同期は63.4億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は11.2億円の赤字(前年同期は26.7億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-20.4％→-12.1％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、航空機内装品等製造関連 ・ 航空機シート等製造関連において、感染症拡大による影響等で顧客への納入スケジュール変更を余儀なくされたことに加え、ボーイング7 87 型機の生産調整などから減少が見込まれます。　一方、利益面は、売上高の減少が予想されますが、為替レートが想定より円安に推移したことや航空機内装品等製造関連においての一部プログラムの顧客仕様変更に伴う追加売上を計上したこと、原価低減策の効果などにより損失の改善が見込まれることから、通期連結業績予想値を修正いたします。　又、通期連結業績予想の前提となる第４四半期連結会計期間の為替レートは103円／米ドルから110円／米ドルに変更しております。※ 上記の業績予想は、現時点における入手可能な情報に基づいて算出しておりますが、今後の様々な要因により、業績予想とは異なる結果となる可能性があります。