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*12:47JST アシロ Research Memo(7):2023年10月期は1株当たり13.61円の配当を予定
■株主還元策
アシロ<7378>は、2022年10月期に新たな株主還元方針を導入し、M&Aを含む戦略的投資による成長を最優先としつつも、安定的かつ継続的な配当を行うとしている。戦略的投資に必要な内部留保を確保したうえで、配当性向30%程度を基準とした安定的かつ継続的な配当により、株主還元の充実を図る方針だ。内部留保については自己資本比率40~70%程度を適切な水準とし、過度な内部留保の抑制とROE10%以上の達成を目標としている。なお、自己株式の取得についても投資機会、市場環境、内部留保などの水準を踏まえ、株主還元やM&Aの対価といった観点から機動的に検討していく。これらの方針を踏まえ、2022年10月期の配当を1株当たり12.45円とした。
2023年10月期については、中長期的な成長投資を予定していることから、一時的な営業利益率の低下を見込んでいる。これは同社事業の収益性の悪化によるものではなく、あくまで中長期的な売上・利益の最大化に向けた意思決定である。また、財務状況も健全なため、本来の実力である営業利益率20%に基づく配当を予定している。具体的には、2023年10月期の配当は1株当たり13.61円(前期比1.16円増配)を予定している。
従来の株主還元方針と比較して、安定的かつ継続的な配当実施の方針が明確化され、配当性向や内部留保についても具体的な目標値を打ち出している。足元の業績も好調に推移していることから、配当その他の方法による株主還元の充実が一層図られるものと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
<SI>
アシロ<7378>は、2022年10月期に新たな株主還元方針を導入し、M&Aを含む戦略的投資による成長を最優先としつつも、安定的かつ継続的な配当を行うとしている。戦略的投資に必要な内部留保を確保したうえで、配当性向30%程度を基準とした安定的かつ継続的な配当により、株主還元の充実を図る方針だ。内部留保については自己資本比率40~70%程度を適切な水準とし、過度な内部留保の抑制とROE10%以上の達成を目標としている。なお、自己株式の取得についても投資機会、市場環境、内部留保などの水準を踏まえ、株主還元やM&Aの対価といった観点から機動的に検討していく。これらの方針を踏まえ、2022年10月期の配当を1株当たり12.45円とした。
2023年10月期については、中長期的な成長投資を予定していることから、一時的な営業利益率の低下を見込んでいる。これは同社事業の収益性の悪化によるものではなく、あくまで中長期的な売上・利益の最大化に向けた意思決定である。また、財務状況も健全なため、本来の実力である営業利益率20%に基づく配当を予定している。具体的には、2023年10月期の配当は1株当たり13.61円(前期比1.16円増配)を予定している。
従来の株主還元方針と比較して、安定的かつ継続的な配当実施の方針が明確化され、配当性向や内部留保についても具体的な目標値を打ち出している。足元の業績も好調に推移していることから、配当その他の方法による株主還元の充実が一層図られるものと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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