決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … 巴工業、タカショー、ダイサン (3月3日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の3月2日から3日の決算発表を経て4日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　巴工業 <6309>
　20年10月期第1四半期(19年11月-20年1月)の連結経常利益は前年同期比9.1％減の5.4億円に減り、通期計画の22.5億円に対する進捗率は24.0％にとどまったものの、5年平均の15.6％を上回った。

▲No.2　ダイサン <4750>
　20年4月期の経常利益を従来予想の7億円→2億5000万円(前期非連結は6億1600万円)に64.3％下方修正し、一転して59.4％減益見通しとなった。

▲No.4　エイケン工業 <7265>
　20年10月期第1四半期(19年11月-20年1月)の経常利益(非連結)は前年同期比19.5％減の9500万円に減り、11-4月期(上期)計画の2億3500万円に対する進捗率は40.4％にとどまり、5年平均の48.4％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6309> 巴工業 　　　　東１　　 -5.91 　　3/ 3　　　1Q　　　 -9.09
<4750> ダイサン 　　　東２　　 -3.40 　　3/ 3　　　3Q　　　-52.16
<7590> タカショー 　　東１　　 -1.86 　　3/ 3　本決算　　　 23.24
<7265> エイケン工業 　ＪＱ　　 -0.53 　　3/ 3　　　1Q　　　-19.49

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした4日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース