1,330円
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■豊田合 <7282> 3,028円 (+195.5円、+6.9%)
豊田合成 <7282> [東証P]が続急伸。前週末28日場中に4-6月期(第1四半期)好決算を発表しており、これを評価した買いが続いた。4-6月期の売上高は前年同期比23.8%増の2593億2600万円、営業利益は同5.2倍の163億8600万円だった。顧客の生産台数増加が業績に大きく貢献。また、円安効果や合理化努力なども寄与した。通期見通しは据え置いた。
■日立 <6501> 9,298円 (+588円、+6.8%)
日立製作所 <6501> [東証P]が急反発。同社は7月28日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益が前年同期比88.4%増の700億円に拡大したことが好感されたようだ。通期計画の5000億円に対する進捗率は14.0%にとどまり、5年平均の51.2%も下回った。
■椿本興 <8052> 4,760円 (+300円、+6.7%)
椿本興業 <8052> [東証P]が4日ぶりに急反発。同社は7月28日大引け後に決算を発表、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比49.2%増の14.5億円に拡大したことで好感されたようだ。4-9月期(上期)計画の23.6億円に対する進捗率は61.6%に達し、5年平均の37.9%も上回った。
■ニフコ <7988> 4,230円 (+263円、+6.6%)
ニフコ <7988> [東証P]が4日ぶり急反発。31日の午後1時に24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは212億円から235億円(前期比11.0%増)に上方修正し、減益予想から一転して過去最高益を更新する見込みとなった。株価は朝方から好決算への期待から堅調に推移し、後場に入ると目先の利益確定目的の売りが膨らみ伸び悩んだが、上方修正の発表が株価の刺激材料となったようだ。売上高の見通しは3225億円から3430億円(同6.6%増)に見直した。国内外で合成樹脂成形品事業が好調に推移したほか、円安進行を背景に想定為替レートを修正し、業績予想に反映した。第1四半期の売上高は前年同期比21.1%増の879億7700万円、最終利益が同21.1%増の97億2800万円だった。自動車生産の持ち直しが合成樹脂成形品事業の収益を押し上げたほか、減価償却費や固定費の増加を抑制したことも奏功した。
■東祥 <8920> 1,433円 (+89円、+6.6%)
東祥 <8920> [東証S]が4日続急伸。前週末28日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高62億1200万円(前年同期比18.6%増)、営業利益9億6200万円(同69.4%増)、純利益3億6100万円(同67.8%増)と、大幅増益となったことが好感された。会員数回復に向け積極的な広告宣伝活動を実施したことなどが奏功しスポーツクラブ事業が伸長したほか、ホテル事業で平均宿泊稼働率が上昇し第1四半期として過去最高の売上高となった。また、前期に取得した収益用不動産の売り上げが貢献した不動産事業が大幅な増収となったことも寄与した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高260億円(前期比15.5%増)、営業利益40億円(同27.6%増)、純利益16億円(同86.5%増)の従来見通しを据え置いている。
■七十七 <8341> 3,025円 (+187円、+6.6%)
七十七銀行 <8341> [東証P]が3日続急伸。同社は7月28日大引け後に決算を発表、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比7.8%増の125億円に伸びたことで好感されたようだ。4-9月期(上期)計画の200億円に対する進捗率は62.8%となり、5年平均の64.1%とほぼ同水準だった。
■日本酸素HD <4091> 3,432円 (+201円、+6.2%)
日本酸素ホールディングス <4091> [東証P]が3日続急伸。同社は7月28日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益が前年同期比42.1%増の245億円に拡大したことで好感されたようだ。通期計画の705億円に対する進捗率は34.8%に達し、5年平均の21.7%も上回った。
■積水化 <4204> 2,159円 (+121円、+5.9%)
積水化学工業 <4204> [東証P]が3日ぶり急反発。前週末28日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算発表にあわせ、上期(4-9月)と通期の業績予想を見直した。上期の最終利益は減益予想から一転して増益の見通しとなり、見直し買いが入ったようだ。上期の最終利益はこれまでの304億円から395億円(前年同期比1.0%増)に予想を見直した。通期でも700億円から750億円(前期比8.3%増)に見通しを修正している。一方、売上高の見通しは上期、通期ともに従来の予想を185億円減額。通期の売上高の見通しは前期比4.1%増の1兆2935億円とした。第1四半期において投資有価証券売却益を計上したことや、国内戸建住宅市況の影響などを業績予想に織り込んだ。4-6月期は売上高が前年同期比1.1%増の2853億9300万円、最終利益が同65.5%増の241億2900万円だった。リフォーム事業が堅調だったほか、環境・ライフラインカンパニーにおけるスプレッド確保の取り組みも奏功した。一方、戸建住宅市況の低迷が続き、新築住宅事業での受注棟数は減少した。
■NEC <6701> 7,183円 (+379円、+5.6%)
NEC <6701> [東証P]が3日ぶりに急反発。同社は7月28日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は73.8億円の赤字(前年同期は138億円の赤字)に赤字幅が縮小したことで好感されたようだ。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率も前年同期の-2.3%→-1.1%に改善した。
■霞ヶ関C <3498> 5,540円 (+290円、+5.5%)
霞ヶ関キャピタル <3498> [東証G]が急反発。グループで企画・開発を行ったドライ倉庫の物件売却が順調なほか、アパートメントホテル事業がコロナ禍からの脱却で案件の収益性が向上し、全体業績を押し上げている。23年8月期営業利益は従来計画から上方修正し、前期比9割増の41億円を見込んでいる。また、24年8月期も増益基調がキープされる公算は大きいとみられ、業績の中期成長に対する期待感が大きい。株式需給面ではひと頃と比べ信用買い残の整理が進んでおり、上値を軽くした。
■ユナイテド海 <9110> 3,830円 (+200円、+5.5%)
NSユナイテッド海運 <9110> [東証P]が急反発。31日、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算発表にあわせ、通期業績予想の上方修正を発表しており、好感されたようだ。売上高の見通しは1790億円から1941億円(前期比22.6%減)、最終利益の見通しは110億円から123億円(同55.4%減)に引き上げた。ドライバルク市況は足もとでは弱含みで推移しているものの、為替レートが想定よりも大幅に円安に進んでおり、影響を業績予想に織り込んだ。一方、未定としていた今期の年間配当予想は160円(前期は365円)とした。
■エプソン <6724> 2,332.5円 (+114.5円、+5.2%)
セイコーエプソン <6724> [東証P]が急反発。前週末28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆3600億円から1兆3800億円(前期比3.7%増)へ、営業利益を940億円から960億円(同1.1%減)へ、純利益を660億円から720億円(同4.1%減)へ上方修正したことが好感された。インフレなどによる買い控え、投資抑制により需要は想定よりも厳しいとみてマイクロデバイス事業を中心に販売減を見込む一方、想定為替レートを1ドル=129円から137円へ、1ユーロ=142円から153円へ見直したことで、売上高・利益は上振れると見込む。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高3148億4000万円(前年同期比5.7%増)、営業利益197億1300万円(同36.8%減)、純利益201億8800万円(同24.3%減)だった。円安進行による為替のプラス影響を受けてプリンティングソリューションズ及びビジュアルコミュニケーションが伸長し増収となったものの、市場での在庫調整影響に伴う需要減により、マイクロデバイス事業が中国向けを中心に大幅な売り上げ減となり、これが響いて減益を余儀なくされた。
■大東建 <1878> 15,290円 (+640円、+4.4%)
大東建託 <1878> [東証P]が大幅高で3日続伸。前週末28日午前11時30分に第1四半期(4-6月)の決算を発表し、連結営業利益は前年同期比4.6%減の241億3900万円となった。ただ、市場には同利益は220億円前後との予想が出ており、期待を上回った。また、同日の引け後に説明会が開催され、今期のROE20%に向け第2四半期時点に自社株買いや保有株式売却、保有資産売却などの施策の実施への期待も高まった様子だ。
■トヨタ <7203> 2,386円 (+76円、+3.3%)
トヨタ自動車 <7203> [東証P]が4日ぶり大幅反発。6月高値2358円を抜き年初来高値に買われた。ホンダ <7267> [東証P]やマツダ <7261> [東証P]などの自動車株も値を上げた。31日午前9時30分時点の為替市場は1ドル=140円80銭前後と前週末28日午後5時時点に比べ1円近いドル高・円安が進行した。日銀は28日に長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化を発表した。YCC柔軟化は金利上昇要因となり、日米金利差縮小からドル安・円高が進むことが警戒されたが、足もとでは円安が進行している。これに伴い市場には、安心感が広がるなか売り方の買い戻しも流入した様子だ。
■三和HD <5929> 1,932円 (+55円、+2.9%)
三和ホールディングス <5929> [東証P]が3日ぶり反発。同社は31日午前11時30分ごろ、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比77.7%増の86億7000万円となったことが好感されたようだ。売上高は同11.1%増の1321億7300万円で着地。国内で工場施設や大型再開発案件を中心に重量シャッター・ビルマンションドアなどの基幹商品が好調だったことが寄与した。なお、通期業績予想については売上高5800億円(前期比1.4%減)、営業利益475億円(同15.6%減)とする従来見通しを据え置いている。
※31日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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