桜井製、今期営業を一転赤字に下方修正

　桜井製作所 <7255> [ＪＱ] が2月10日後場(14:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結営業損益は2800万円の黒字(前年同期は5億5700万円の赤字)に浮上して着地した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の5000万円の黒字→3500万円の赤字(前期は5億6000万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結営業損益も従来予想の1400万円の赤字→9900万円の赤字(前年同期は1億6100万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結営業損益は3600万円の赤字(前年同期は1億5800万円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-19.5％→-3.4％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年３月期の連結業績見通しにつきましては、売上高は自動車部品製造事業での受注が当初予想を上回り4,800百万円の見込みとなりました。利益面につきましては、売上高は増加見込みとなりましたが、売上原価の増加等が見込まれるため、営業損失35百万円、経常利益85百万円、親会社株主に帰属する当期純利益85百万円と当初予想を下回る見込みとなりました。個別につきましても、連結と同様の理由によるものであります。