桜井製、前期経常を赤字縮小に上方修正、配当も5円増額

　桜井製作所 <7255> [ＪＱ] が4月28日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の7億2600万円の赤字→3億9300万円の赤字(前の期は1億1500万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4億0800万円の赤字→7500万円の赤字(前年同期は1億1300万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→13円(前の期は15円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期通期の連結業績予想につきまして、売上高では自動車部品製造事業において、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んでいた汎用機部品、四輪部品の受注が回復し、前回予想を上回る見込みとなりました。　利益面につきましては、売上増に加え、コスト削減の効果等により営業損失は前回予想より赤字幅が縮小する見込みとなりました。また助成金収入の増加や為替が想定レートより円安となったこと等により経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失は前回予想より赤字幅が縮小する見込みとなりました。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確実な要因が内在しております。実際の業績予想は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は財務体質の強化と内部留保の充実を図りつつ、株主の皆様に対し、安定した利益還元に努めることを基本方針としております。　今回の連結業績予想の修正に伴い、当初予想より赤字幅が大きく改善される見通しとなったため、期末配当予想を13円に修正することといたしました。