太平洋工業は2018年に米国とフランスのバルブメーカー3社を買収し、売上が1000億から20.3に1650億まで上昇させるも営業利益が6.3％と低く、有利子負債330億から630億まで増えており、買収資金の借り入れが重しになっており、コロナ禍でさらに営業益が押すと厳しい局面が続くと考えられます。
ただ、太平洋工業は大株主に地元地銀や中堅企業、取引先持ち株会などがおり、一般投資家は地元民が地元証券会社を通じて買っており、株価の下支えしています。
バルブ世界シェアトップという強みがM&A効果により高まると、コロナ回復傾向と共に業績好調となり株価が持ち直す可能性は高く、今後の課題としてコストの見直しと経費削減が営業増益に繋がるでしょう。