ＮＯＫ、上期経常を16％下方修正、通期も減額

　ＮＯＫ <7240> [東証Ｐ] が8月2日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比54.6％減の49.4億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の145億円→122億円(前年同期は218億円)に15.9％下方修正し、減益率が33.6％減→44.1％減に拡大する見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の同利益を従来予想の365億円→342億円(前期は461億円)に6.3％下方修正し、減益率が20.9％減→25.9％減に拡大する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の4.4％→-0.9％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年3月期第2四半期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスによる中国のロックダウンの影響や、半導体等の部品不足の影響により自動車生産台数が想定を下回る見込みから、シール事業、および電子部品事業における自動車向け等の販売が減少となり、売上高は減収となる見通しです。　また営業利益につきましては、原材料価格高騰に伴う売価転嫁は一部で進んでいるものの、減収に伴う販売影響が大きく、　減益となる見通しです。　経常利益につきましても、為替差益はあるものの営業利益の減少により減益、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても、経常利益の減少により減益となる見通しです。　なお、2023年3月期通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染再拡大、半導体部品等の供給不足、原材料価格・エネルギー価格の高騰、金融市場の変動、ロシア・ウクライナ情勢の長期化等の景気の下振れリスクにより先行きが不透明のため、下期の業績予想を据え置き、上期の業績予想の修正値分のみを反映させています。　今後の業績動向を踏まえ、修正の必要が生じた場合には速やかに開示いたします。※本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する主旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。