武蔵精密、今期経常を一転40％減益に下方修正、配当も15円減額

　武蔵精密工業 <7220> [東証Ｐ] が2月8日大引け後(15:20)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.9％増の37.1億円に伸びた。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の95億円→57億円(前期は94.3億円)に40.0％下方修正し、一転して39.6％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の67.6億円→29.6億円(前年同期は74.9億円)に56.2％減額し、減益率が9.8％減→60.5％減に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の45円→30円(前期は45円)に大幅減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比27.7％減の9.7億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の1.4％→2.1％に改善した。

株探ニュース