プレミアグループのニュース
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
大阪ソーダ <4046> 【 1→1】
「今期業績をほぼ達成」
3Qは、引続き過去最高益で着地、業績進捗率は非常に高かった。その為ポイントは、「上方修正はあるか」である。TIWは上方修正ありとみる(TIW今期業績予想を上方修正)。理由は、業績進捗率が高い、4Qのリスク(従来の半導体不足等に加え地政学リスク等)に対してインパクトは小さい、需要が堅調であり大幅な価格下落や数量減は想定しにくい、からである。3Qの業績では「利益率の高さ」が目立つ。背景として基礎化学品のエピクロルヒドリン販売単価上昇や機能化学品の合成樹脂や合成ゴムの持ち直しなど需要の強さが確認できる(ヘルスケア等その他も順調)。投資評価「1」、目標株価は7,100円を継続。
予想ROE:11.1% PBR:1.0倍、来期予想PER:9.5倍、来期予想EPS成長率:-7%株価(2/10終値):3,055円
Fモデルによる理論株価:5,171円(2月9日by山方秀之)
プレミアグループ <7199> 【 2+→1】
「22/3期利益計画を上方修正し、年間配当予想を引き上げる」
22/3期3Q累計は、市場環境が厳しい中(中古車取引に係るビジネスを核とする中で新車供給不足を背景に中古車市場は前年割れが続く)でもストック型のコア2事業(ファイナンス、故障保証)の拡大が順調で将来収益を確り積み上げたこと、新規事業(オートモビリティサービス)の拡大も順調(前年から営業収益はほぼ倍増、整備ネットワーク社数は45.8%増)でコア事業とのシナジーが図れていること、などが評価できる。また、通期計画の上方修正と配当予想引き上げがポジティブ。更には、中期経営計画の23/3期目標達成の確度が今般の計画修正で高まったとみることなどから投資評価は「1」に引き上げる。
予想ROE:32.8% PBR:5.8倍、来期予想PER:15.2倍、来期予想EPS成長率:22%株価(2/10終値):3,980円
Fモデルによる理論株価:3,742円(2月10日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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