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インティメート・マージャーのニュース
■インティメート・マージャー<7072>の業績動向
2.ソリューション別動向
(1) マーケティング支援
マーケティング支援の売上高は第1四半期から前年同期比で減少に転じていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が本格化した第3四半期以降に大きく売り上げが落ち込み、通期では前期比26.2%減の1,214百万円となり、限界利益も同25.8%減の369百万円となった。第4四半期の売上高で見ると前年同期比39.1%減の240百万円となり、ほぼ2年前の水準まで減少した。前述したように、旅行業やイベント業等の顧客からの受注減少が主因で、これら顧客は1社当たりの広告予算が大きかったこともあり、売上への影響は大きかった。アカウント件数でみると第4四半期は372件と前年同期の362件から増加しているが、顧客平均単価は同40.8%減の645千円と大きく落ち込んでいる。ただ、限界利益率は期を通して30%前後で推移した。
(2) データマネジメント・アナリティクス
データマネジメント・アナリティクスの売上高は、新生銀行を中心とした金融機関向けに審査業務の効率化を支援するためのデータ提供を開始したこともあり、第3四半期以降に前年同期比で増収に転じ、通期では前期比4.6%増の406百万円、限界利益で同7.2%増の403百万円となった。第4四半期のアカウント数は前年同期の346件から309件となり、全体的には新型コロナウイルス感染症の影響を受けて減少したものの、金融機関向けが伸長したことで、顧客単価は同21.6%増の326千円と上昇傾向が続いた。なお、同サービスについては変動原価がほぼ無いビジネスモデルとなっているため、限界利益率は100%に近い水準で推移している。
(3) Select DMP
企業リスト生成サービスの「Select DMP」の売上高については、第3四半期に新型コロナウイルス感染症の影響を受け若干落ちたものの、第4四半期には第2四半期並みの水準まで回復し、通期では前期比181.5%増の76百万円、限界利益で同157.7%増の67百万円となった。第4四半期のアカウント数も前年同期の69件から85件と増加し、顧客単価も同31.0%増の245千円と過去最高水準となった。顧客単価の上昇要因は、提供するサービスが広告配信だけでなく、HPフォームオートメーションやコールパッケージなど外部委託しているサービスも同時に利用する企業が増えたことにある。このため、限界利益率もサービス開始当初は100%であったが、直近第4四半期は90.5%となっている。
(4) Performance DMP
成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス「Performance DMP」は、ASP事業者との連携強化によりアカウント数が急速に拡大しており、第4四半期には前年同期比約4倍増の2,048件まで拡大した。このため、通期売上高も前期比166.2%増の346百万円と急増している。また、前述したように案件の増加によって媒体枠仕入費用も増加しているため、限界利益率は2020年9月期に入ってやや低下傾向となっており、限界利益は前期比109.4%増の67百万円と増収率よりもやや低い伸びとなっている。ただ、アカウント数が増加していることから、今後も収益は拡大が続くものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2.ソリューション別動向
(1) マーケティング支援
マーケティング支援の売上高は第1四半期から前年同期比で減少に転じていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が本格化した第3四半期以降に大きく売り上げが落ち込み、通期では前期比26.2%減の1,214百万円となり、限界利益も同25.8%減の369百万円となった。第4四半期の売上高で見ると前年同期比39.1%減の240百万円となり、ほぼ2年前の水準まで減少した。前述したように、旅行業やイベント業等の顧客からの受注減少が主因で、これら顧客は1社当たりの広告予算が大きかったこともあり、売上への影響は大きかった。アカウント件数でみると第4四半期は372件と前年同期の362件から増加しているが、顧客平均単価は同40.8%減の645千円と大きく落ち込んでいる。ただ、限界利益率は期を通して30%前後で推移した。
(2) データマネジメント・アナリティクス
データマネジメント・アナリティクスの売上高は、新生銀行を中心とした金融機関向けに審査業務の効率化を支援するためのデータ提供を開始したこともあり、第3四半期以降に前年同期比で増収に転じ、通期では前期比4.6%増の406百万円、限界利益で同7.2%増の403百万円となった。第4四半期のアカウント数は前年同期の346件から309件となり、全体的には新型コロナウイルス感染症の影響を受けて減少したものの、金融機関向けが伸長したことで、顧客単価は同21.6%増の326千円と上昇傾向が続いた。なお、同サービスについては変動原価がほぼ無いビジネスモデルとなっているため、限界利益率は100%に近い水準で推移している。
(3) Select DMP
企業リスト生成サービスの「Select DMP」の売上高については、第3四半期に新型コロナウイルス感染症の影響を受け若干落ちたものの、第4四半期には第2四半期並みの水準まで回復し、通期では前期比181.5%増の76百万円、限界利益で同157.7%増の67百万円となった。第4四半期のアカウント数も前年同期の69件から85件と増加し、顧客単価も同31.0%増の245千円と過去最高水準となった。顧客単価の上昇要因は、提供するサービスが広告配信だけでなく、HPフォームオートメーションやコールパッケージなど外部委託しているサービスも同時に利用する企業が増えたことにある。このため、限界利益率もサービス開始当初は100%であったが、直近第4四半期は90.5%となっている。
(4) Performance DMP
成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス「Performance DMP」は、ASP事業者との連携強化によりアカウント数が急速に拡大しており、第4四半期には前年同期比約4倍増の2,048件まで拡大した。このため、通期売上高も前期比166.2%増の346百万円と急増している。また、前述したように案件の増加によって媒体枠仕入費用も増加しているため、限界利益率は2020年9月期に入ってやや低下傾向となっており、限界利益は前期比109.4%増の67百万円と増収率よりもやや低い伸びとなっている。ただ、アカウント数が増加していることから、今後も収益は拡大が続くものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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