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SOU Research Memo(3):業者向けリユースでは世界で比類なきプレイヤー

配信元:フィスコ
投稿:2019/05/29 15:03
■会社概要

3. ラグジュアリーリユース業界におけるSOU<9270>ポジション
ブランド品のリユース流通は、個人間のCtoCや、個人から仕入れて個人へ売るCtoBtoC※、企業から仕入れて個人へ売るBtoBtoC、個人から仕入れて企業へ売るCtoBtoBに大きく分けられる。CtoCはフリーマーケット(フリマ)やヤフオク(ヤフー<4689>)などネットオークション、メルカリ<4385>などフリマアプリがあり、出品する個人が言い値で値付けすることができるが、即金性は期待できない。CtoBtoCは立地完結型の一般的なリユース店舗に多く、即金性は高いが買取価格は安くなりがちである。紳士服チェーンやアマゾン、ZOZOTOWN(ZOZO<3092>)による買取もこの形態の一種だろうが、自社クーポンなどを提供することが多いため、企業にとっては販促に近い行為と言えることも多い。BtoBtoCは仕入れが業者になるだけでCtoBtoCとの併用が多いと言われている。

※C:Consumer、B:Business。


同社が展開するCtoBtoBは消費者から買い取った商品を主にオークションなどを使って卸販売する形態である。同社のように高度なWebマーケティングやビッグデータの収集力が背景にないと事業化は難しい。このため、ブランド品のオークションなど業者向け卸に関しては同社の独壇場となっているようだ。現在、リユース市場が伸びていると言われるが、それはメルカリなどCtoCの伸びが大きく寄与していることが背景で、C(B)toBtoCは横ばい圏、特にその主力である店頭販売型のリユース店は微減にあると言われている。

リユースとは元来アンティークや古着、質(しち)に付随した概念だったが、現在では自動車やバイクなどのように新品の時から持ち得る再利用価値を指す。そして再利用価値は、バブル崩壊後30年にわたるデフレの進行や供給過剰の時代を反映して、徐々にだが広く認められ利用されるようになってきた。なかでも希少性は再利用価値を構成する重要な要素であり、再利用価値が新品の価値を上回ることも少なくない。そうした希少性が最も強く表れるカテゴリーが、同社の扱うブランドや宝飾品のカテゴリーで、同社以外にもコメ兵<2780>大黒屋ホールディングス<6993>のように比較的大きくビジネスを展開する企業がある。

ちなみに、2015年の環境省調査によると、衣類・服飾を除くブランド品は1,887億円となっており、リユース市場全体で3兆1,425億円、自動車やバイクを除くと1兆1,237億円、街中でよく目にする書籍のリユース市場は787億円、ソフト・メディア類は734億円となっている。設立後間もない同社だが、自動車やバイク以外で最も大きなラグジュアリーリユース市場において、既に売上高で2位というポジションを得ている。買取の面では、2018年時点で同社は国内のみならず、世界でトップクラスにあると推測される。同社はラグジュアリーリユース市場、なかでもCtoBtoBでは比類なき最大のプレイヤーと言うことができる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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配信元: フィスコ
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