抵抗器、前期経常を13％下方修正、配当は5円増額

　日本抵抗器製作所 <6977> [東証２] が2月9日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。21年12月期の連結経常利益を従来予想の1億2000万円→1億0400万円(前の期は4900万円)に13.3％下方修正し、増益率が2.4倍→2.1倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の6300万円の黒字→4700万円の黒字(前年同期は3900万円の赤字)に25.4％減額した計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の25円→30円(前の期は25円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想につきましては、半導体不足の影響により一部原材料の入手が困難な状況が続いておりますが、受注は増加しており、半導体装置用電子機器、電流センサーの売上が堅調で推移したことにより、当初の業績予想をほぼ達成する結果となりました。

　当社における配当政策の基本方針は、収益に応じた配当を基本としております。一方で安定した配当を継続するとともに、会社の競争力を維持強化すべく将来の事業展開に備えた内部留保の充実を勘案して配当する方針を採用しております。当社の令和3年12月期期末の配当につきましては、令和3年11月12日に開示いたしました「令和3年12月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)」で1株当たり25円00銭としておりましたが、当期、次期の業績の状況および将来の業況、動向等を慎重に検討した結果、1株当たり30円00銭とすることといたしました。