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xEV用インバータの小型化に大きく貢献!2in1 SiCモールドタイプ新型モジュール「TRCDRIVE pack(TM)」を開発
小型パッケージに第4世代SiC MOSFETを内蔵し、業界トップクラス(※)の電力密度を実現
SiCモールドタイプモジュール「TRCDRIVE pack(TM)」
ローム株式会社(本社:京都市)は、300kWまでのxEV(電動車)用トラクションインバータ(*1)に対応可能な2in1(*2)仕様のSiCモールドタイプモジュール「TRCDRIVE(ティーアールシードライブ) pack(パック)(TM)」の製品として4品番(750V 2品番:BSTxxxD08P4A1x4、1,200V 2品番:BSTxxxD12P4A1x1)を開発しました。TRCDRIVE pack(TM)は、高い電力密度や独自の端子配置といった特長を備えており、トラクションインバータに要求される小型化、高効率化、工数削減といった主要な課題の解決に貢献します。
TRCDRIVE pack(TM) 2パッケージ(Small / Large)
ニュースリリースページ:https://www.rohm.co.jp/news-detail?news-title=2024-06-11_news_trcdrive-pack&defaultGroupId=false
TRCDRIVE pack(TM)は、トラクションインバータ駆動向けに開発したSiCモールドタイプモジュールに対する商標であり、放熱面積を最大化するようなローム独自の構造によりコンパクトなパッケージを実現。さらに、新製品は低オン抵抗の第4世代SiC MOSFETを搭載しているため、SiCモールドタイプモジュールの一般品と比べて1.5倍となる業界トップクラスの電力密度を達成しており、xEV用インバータの小型化に大きく貢献します。
また本モジュールは、「Press fit pin」を用いた制御用信号端子をモジュール上面に備えていることから、ゲートドライバ基板を上面からプレスするだけで接続可能であり、実装工数の削減に貢献します。加えて、主電流配線における電流経路の最大化と配線の2層構造による低インダクタンス(5.7nH)化も実現しており、スイッチング時の低損失化に寄与します。
なお本モジュールは、モジュールでありながらディスクリート製品のような大量生産体制を確立しているため、一般的なSiCケースタイプモジュールの従来品と比べて生産能力を約30倍向上しています。新製品は、2024年6月より当面月産10万個の体制で量産(サンプル価格:75,000円/個:税抜)を開始しており、生産拠点は前工程がローム・アポロ筑後工場(福岡県)及びラピスセミコンダクタ宮崎工場(宮崎県)、後工程がローム本社工場(京都府)です。サンプルについては、担当営業もしくは、ロームWebのお問い合わせ先よりお問い合わせください。
TRCDRIVE pack(TM)の特長とTRCDRIVE pack(TM)と一般SiCモジュールの比較
背景
近年、脱炭素社会の実現に向けて自動車の電動化が急速に進む中、より高効率で小型・軽量化された電動パワートレインシステムの開発が進んでいます。一方、キーデバイスとして注目されるSiCパワーデバイスにおいて、小型化と低損失化の両方を改善することは難しい課題です。ロームは、パワートレインにおけるこの課題を解決するデバイスとして、TRCDRIVE pack(TM)を開発しました。
製品ラインアップ
TRCDRIVE pack(TM)は、2024年度中にパッケージサイズ(Small / Large)と実装パターン(TIM:heat dissipation sheet / Ag Sinter)に対応する12製品をラインアップ展開予定です。さらに、モジュールにヒートシンクを備えた6in1の製品も開発中であり、設計仕様に応じた迅速なトラクションインバータ設計やモデル展開に貢献します。
TRCDRIVE pack(TM)ラインアップ
アプリケーション例
- 車載トラクションインバータ
サポート情報ロームは、自社内にモーター試験装置を備えるなど、アプリケーションレベルのサポートに注力しています。TRCDRIVE pack(TM)の製品を素早く評価・導入していただくための各種サポートコンテンツも準備しており、シミュレーションや熱設計まで含めて、豊富なソリューションで迅速な採用をサポートします。また、ダブルパルステスト用と3相フルブリッジ用に2種類の評価キットを用意しており、実際の回路条件に近い状態で評価することが可能です。
詳細につきましては、担当営業もしくは、ロームWebのお問い合わせ先よりお問い合わせください。
TRCDRIVE pack(TM)の評価キット
TRCDRIVE pack(TM)及びEcoSiC(TM)は、ローム株式会社の商標または登録商標です。
「EcoSiC(TM)(エコエスアイシー)」ブランドについて
EcoSiC(TM)は、パワーデバイス分野においてシリコン(Si)を上回る性能で注目されている、シリコンカーバイド(SiC)素材を採用したデバイスのブランドです。ロームは、ウエハ製造から製造プロセス、パッケージング、品質管理方法に至るまで、SiCの進化に不可欠な技術を独自で開発しています。また、製造工程においても一貫生産体制を採用しており、SiC分野のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。
EcoSiC(TM)ロゴブランド
用語説明*1)トラクションインバータ
電動車の駆動用モーターは位相差120度の3相交流で駆動される。この3相交流を実現するためにバッテリーから供給される直流を交流に変換するインバータがトラクションインバータである。
駆動用モーターの作動原理
*2)2in1
直流を3相交流に変換するためには、スイッチングを行うために1相あたりハイサイドとローサイドのMOSFETが1つずつ必要となる。この2つのMOSFETを1モジュールにしたものが2in1と呼ばれる構成である。
SiCモールドタイプモジュール「TRCDRIVE pack(TM)」
ローム株式会社(本社:京都市)は、300kWまでのxEV(電動車)用トラクションインバータ(*1)に対応可能な2in1(*2)仕様のSiCモールドタイプモジュール「TRCDRIVE(ティーアールシードライブ) pack(パック)(TM)」の製品として4品番(750V 2品番:BSTxxxD08P4A1x4、1,200V 2品番:BSTxxxD12P4A1x1)を開発しました。TRCDRIVE pack(TM)は、高い電力密度や独自の端子配置といった特長を備えており、トラクションインバータに要求される小型化、高効率化、工数削減といった主要な課題の解決に貢献します。
TRCDRIVE pack(TM) 2パッケージ(Small / Large)
ニュースリリースページ:https://www.rohm.co.jp/news-detail?news-title=2024-06-11_news_trcdrive-pack&defaultGroupId=false
TRCDRIVE pack(TM)は、トラクションインバータ駆動向けに開発したSiCモールドタイプモジュールに対する商標であり、放熱面積を最大化するようなローム独自の構造によりコンパクトなパッケージを実現。さらに、新製品は低オン抵抗の第4世代SiC MOSFETを搭載しているため、SiCモールドタイプモジュールの一般品と比べて1.5倍となる業界トップクラスの電力密度を達成しており、xEV用インバータの小型化に大きく貢献します。
また本モジュールは、「Press fit pin」を用いた制御用信号端子をモジュール上面に備えていることから、ゲートドライバ基板を上面からプレスするだけで接続可能であり、実装工数の削減に貢献します。加えて、主電流配線における電流経路の最大化と配線の2層構造による低インダクタンス(5.7nH)化も実現しており、スイッチング時の低損失化に寄与します。
なお本モジュールは、モジュールでありながらディスクリート製品のような大量生産体制を確立しているため、一般的なSiCケースタイプモジュールの従来品と比べて生産能力を約30倍向上しています。新製品は、2024年6月より当面月産10万個の体制で量産(サンプル価格:75,000円/個:税抜)を開始しており、生産拠点は前工程がローム・アポロ筑後工場(福岡県)及びラピスセミコンダクタ宮崎工場(宮崎県)、後工程がローム本社工場(京都府)です。サンプルについては、担当営業もしくは、ロームWebのお問い合わせ先よりお問い合わせください。
TRCDRIVE pack(TM)の特長とTRCDRIVE pack(TM)と一般SiCモジュールの比較
背景
近年、脱炭素社会の実現に向けて自動車の電動化が急速に進む中、より高効率で小型・軽量化された電動パワートレインシステムの開発が進んでいます。一方、キーデバイスとして注目されるSiCパワーデバイスにおいて、小型化と低損失化の両方を改善することは難しい課題です。ロームは、パワートレインにおけるこの課題を解決するデバイスとして、TRCDRIVE pack(TM)を開発しました。
製品ラインアップ
TRCDRIVE pack(TM)は、2024年度中にパッケージサイズ(Small / Large)と実装パターン(TIM:heat dissipation sheet / Ag Sinter)に対応する12製品をラインアップ展開予定です。さらに、モジュールにヒートシンクを備えた6in1の製品も開発中であり、設計仕様に応じた迅速なトラクションインバータ設計やモデル展開に貢献します。
TRCDRIVE pack(TM)ラインアップ
アプリケーション例
- 車載トラクションインバータ
サポート情報ロームは、自社内にモーター試験装置を備えるなど、アプリケーションレベルのサポートに注力しています。TRCDRIVE pack(TM)の製品を素早く評価・導入していただくための各種サポートコンテンツも準備しており、シミュレーションや熱設計まで含めて、豊富なソリューションで迅速な採用をサポートします。また、ダブルパルステスト用と3相フルブリッジ用に2種類の評価キットを用意しており、実際の回路条件に近い状態で評価することが可能です。
詳細につきましては、担当営業もしくは、ロームWebのお問い合わせ先よりお問い合わせください。
TRCDRIVE pack(TM)の評価キット
TRCDRIVE pack(TM)及びEcoSiC(TM)は、ローム株式会社の商標または登録商標です。
「EcoSiC(TM)(エコエスアイシー)」ブランドについて
EcoSiC(TM)は、パワーデバイス分野においてシリコン(Si)を上回る性能で注目されている、シリコンカーバイド(SiC)素材を採用したデバイスのブランドです。ロームは、ウエハ製造から製造プロセス、パッケージング、品質管理方法に至るまで、SiCの進化に不可欠な技術を独自で開発しています。また、製造工程においても一貫生産体制を採用しており、SiC分野のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。
EcoSiC(TM)ロゴブランド
用語説明*1)トラクションインバータ
電動車の駆動用モーターは位相差120度の3相交流で駆動される。この3相交流を実現するためにバッテリーから供給される直流を交流に変換するインバータがトラクションインバータである。
駆動用モーターの作動原理
*2)2in1
直流を3相交流に変換するためには、スイッチングを行うために1相あたりハイサイドとローサイドのMOSFETが1つずつ必要となる。この2つのMOSFETを1モジュールにしたものが2in1と呼ばれる構成である。
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