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大真空のニュース
<4519> 中外薬 4860 -291大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表している。コア営業利益は1021億円で前年同期比3.1%減となったが、想定以上の原価率低下で市場コンセンサスは上振れている。ただ、売上収益は同24.1%減と大幅減収。ロナプリーブ政府納入完了に伴う売上減少に加え、バビースモやアレセンサなども期待値に未達、バイオシミラーの影響でアクテムラの海外出荷なども減少のもよう。低調なヘッドラインをマイナス視のようだ。
<6752> パナHD 1325 -68大幅反落。前日に業績予想の修正を発表している。営業利益は従来予想の4000億円から3600億円、前期比24.8%増に下方修正。コンセンサスは会社計画をやや上回る水準であったため、ネガティブな反応が優勢になっている。なお、車載用電池事業における過去の製造工程上の問題に係る調整営業費用の計上、自動車関連事業の一部でのれんの減損損失計上など、一過性要因が下方修正の主因となっている。
<4751> サイバー 976.5 -58.5大幅反落。前日に上半期決算を発表、営業利益は274億円で前年同期比56.0%増となり、市場予想を50億円強上回った。「グランブルーファンタジーリリンク」のヒットなどで、ゲーム事業が想定を上回ったともよう。ただ、同タイトルへの期待は足元でセールス好調などが伝わっていたことから織り込み済みとも捉えられた。また、通期計画300億円を据え置いていることもあり、目先の出尽くし感が先行しているようだ。
<6962> 大真空 817 +34大幅続伸。前日に24年3月期業績予想の上方修正を発表している。経常利益は従来予想の17億円から31億円、前期比39.3%減に引き上げ。為替相場の円安推移による利益率の向上、営業外での為替差益計上などが要因のようだ。経常利益は上半期決算時に続く上方修正となっている。株価は年初来下落傾向が続いていたため、リバウンドの手掛かり材料と捉えられる形に。
<6807> 航空電子 2510 +179大幅続伸。前日に24年3月期の決算を発表、営業利益は144億円で前期比17.9%減となり、従来計画140億円並みの着地に。一方、25年3月期は170億円で同17.9%増と2ケタ増益に転じる計画。年間配当金も前期比5円増の60円を計画。営業利益は市場コンセンサスの155億円程度を上回る水準。自動車業界向け、並びに、防衛事業の追い風を受ける航空・宇宙市場の売上拡大を見込んでいるようだ。
<5189> 桜ゴム 2720 +500ストップ高比例配分。前日に業績・配当予想の大幅上方修正を発表している、24年3月期営業利益は従来予想の6.6億円から11.3億円、前期比2.7倍にまで引き上げ。消防・防災事業において、第4四半期に官公庁関連の受注が急増したことが背景となっている。1月に続いての大幅上方修正となる形に。年間配当金も再度の大幅引き上げ、従来計画の50円から記念配30円含めた90円配としている。
<6723> ルネサス 2534 +12.5続伸。本日、24年12月期の第1四半期決算を発表。Non-GAAP売上収益は3518億円で前年同期比2.2%減となったが、従来計画中心値3450億円を上振れ。同営業益も1135億円で同9.1%減となったが、従来の売上計画中心値をベースとした予想からは100億円ほど上振れた。営業利益率は従来想定を2.3pt上回る。4-6月期は前四半期比減益予想だが、直近株価の大幅調整もあり、実績値上振れを評価。
<9551> メタウォーター 2015 -271急落。前日に24年3月期の決算を発表している。営業利益は99億円で前期比14.0%増となったが、25年3月期は90億円で同9.1%の減益見通しとしており、ネガティブな反応が優勢となっている。人的投資やDX投資などのコストアップが響くもようだ。28年3月期までの中期計画も公表、受注高2000億円以上、営業利益130億円などを掲げているが、ポジティブなインパクトは限定的なようだ。
<6954> ファナック 4455 -158大幅反落。前日に24年3月期決算を発表、営業利益は1419億円で前期比25.8%減となり、25年3月期は1210億円で同14.7%減を計画。25年3月期市場コンセンサスは1600億円程度であり、為替前提など保守的とはいえ、大きく下振れる格好に。需要回復乏しく、稼働悪化などによる収益低迷を見込む。なお、発行済み株式数の1.32%に当たる1250万株、500億円を上限とする自社株買いの実施を発表。
<7751> キヤノン 4066 -374大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は801億円で前年同期比5.2%減となり、市場予想を100億円程度下振れた。イメージング事業が想定以上に落ち込む形に。通期予想は4350億円、前期比15.9%増を据え置き、コンセンサスを上回る水準となっているが、むしろ、足元で円安が進んでいる状況下での業績据え置きを受けて、ファンダメンタルズの想定以上の厳しさが反映されているのではとの見方も。
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