フクダ電、前期経常を一転7％増益に上方修正・最高益、配当も20円増額

　フクダ電子 <6960> [東証Ｓ] が5月8日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の240億円→268億円(前の期は250億円)に11.7％上方修正し、一転して6.9％増益を見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の99億円→127億円(前年同期は134億円)に28.3％増額し、減益率が26.2％減→5.4％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の165円→185円に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　感染対策に関連する継続した医療需要に伴う製品の伸長などにより、売上高が1,400億円（前回予想から60億円増加）となる見通しとなりました。利益面では、製品ミックスの良化もあり、連結営業利益、連結経常利益、連結当期純利益は何れも前回公表した予想値を上回る見通しとなりました。

　当社はかねてより、株主の皆様への利益還元を経営の最重要施策として位置づけ、必要な内部留保を図りながら企業体質を充実・強化し、競争力のある事業展開、安定的な利益還元を継続して行うことを基本方針と定めております。2024年3月31日を基準日とする期末配当予想は、今回の業績予想修正に伴い、普通配当60円、特別配当を45円、合計105円とさせていただきます。