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大阪6月限
日経225先物 35030 +110 (+0.31%)
TOPIX先物 2590.5 +4.5 (+0.17%)
日経225先物(6月限)は前日比110円高の3万5030円で取引を終了。寄り付きは3万5380円とシカゴ日経平均先物清算値(3万5355円)にサヤ寄せする形で買いが先行し、直後に3万5420円まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただし、買い一巡後は利益確定に伴うロング解消の動きも入って3万5140円まで上げ幅を縮め、前場終盤にかけては3万5200円~3万5280円辺りで保ち合いを継続。現物の後場開始後にレンジを切り下げて3万5000円~3万5100円での推移が続き、終盤には3万4990円をつける場面もあった。
日経225先物は米中貿易摩擦の緩和期待を背景にロング優勢で始まったが、ナイトセッションでつけた高値(3万5510円)を捉えることができず、昨日同様に買い一巡後は利益確定に伴うロング解消の動きが目立つ。ただし、東京エレクトロン<8035>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が買われたほか、前日に決算を発表したファナック<6954>「東証P」の上昇がセンチメントを明るくさせており、ショートを仕掛けづらくさせている。
グローベックスのNYダウ先物が250ドル、ナスダック100先物は150ポイントほど下落して推移していたこともロングを手控えさせたようだ。加藤勝信財務大臣がG20財務相・中央銀行総裁会議の終了後に、ベッセント米財務長官と会談を行う予定であり、協議の進展を見極めたいとする様子見ムードもあったと考えられる。
ただし、日経225先物は一時3万4990円まで上げ幅を縮めたものの、25日移動平均線(3万4980円)が支持線として意識されていた。同線はナイトセッションで3万4880円まで下がってくるため、引き続き支持線として機能するようだと、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。週足のボリンジャーバンドの-1σは3万4830円辺りに位置しており、同バンドを週末の終値で上回ってくるとショートカバーを誘う動きが期待されてくる。
トランプ大統領は23日、輸入する中型・大型のトラック、関連部品への追加関税を目的とした調査を始めたと報じられている。トランプ大統領の発言に振らされやすい状況だが、赤沢亮正経済再生担当相は30日から3日間の日程で訪米し、2回目の担当閣僚協議に臨む方針であり、ショート筋はポジションをニュートラルに近づけておきたいところだろう。
NT倍率は先物中心限月で13.52倍に上昇。一時13.48倍まで低下した後に切り返す形だった。ただし、25日線(13.54倍)が抵抗線として意識されている状況であり、NTショートの巻き戻しを狙った動きは限られていた。
株探ニュース
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