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エノモトのニュース
■エノモト<6928>の業績動向
2. 製品群別・用途別売上高状況
製品群別の業績は、次のとおりである。なお、2023年3月期第1四半期より、製品群別の旧分類名「IC・トランジスタ用リードフレーム」を、製品の主な使用先を的確に表現することを目的として新分類名「パワー半導体用リードフレーム」へと変更した。また、「パワー半導体リードフレーム」と「その他」の間で一部数値の組み換えを行った。そのため増減率の算出については、2022年3月期についても組み換え後の数値を採用した。
パワー半導体用リードフレームは、車載向けにおいて電装化の加速やADAS※技術の発展と普及、産業機器などその他の分野ではDXやGXといった社会変化の追い風を受けて好調な需要を維持し、売上高は5,481百万円(前年同期比16.9%増)となった。オプト用リードフレームは、海外の交通インフラやアドバタイズメント用屋外ディスプレイ向けなどに一定の需要はあったが、中国のゼロコロナ政策によって交通インフラや自動車向けLED需要が横ばいとなり、売上高は1,940百万円(同2.6%増)となった。コネクタ用部品は、スマートフォン向け部品が前年同期の前倒し出荷の反動で減少したほか自動車向けが弱かったが、ウェアラブル端末向け部品はスマートウオッチなど機器の普及やワイヤレス化の進展に伴う市場拡大を背景に増加、売上高は6,905百万円(同2.1%増)となった。
※ADAS(Advanced Drivring Assistance Systems):先進運転支援システム。ドライバーの安全や快適のため、自動車が周囲の情報を把握し、ドライバーに的確な警告を行ったり運転を制御することで、ドライバーを支援システム。
用途別量産品売上高では、車載向けが好調、スマートフォン向けが反動減、ウェアラブル端末向けは需要拡大、民生・産機・その他向けは中国の交通インフラやディスプレイ向けが調整期に入った。車載向けは、自動車の減産によりエアバッグ用コネクタなどが減少した一方、パワー半導体用リードフレームが好調となったため前年同期比8.4%増収となり、売上高構成比は32.8%(前年同期比2.5ポイント上昇)となった。スマートフォン向けは、前年モデルの立ち上がりが早かった反動で前年同期比9.7%減収となり、売上高構成比は27.7%(前年同期比2.9ポイント低下)となった。用途の拡大が続くウェアラブル端末向けは、新モデル中心に需要が拡大したことに加えて搭載個数も増加し、前年同期比118.9%増収、売上高構成比は5.3%(同2.9ポイント上昇)となった。民生・産機・その他向けは、データセンターや5G向けパワー半導体用リードフレームが引き続き好調となったものの、交通インフラなどのディスプレイ向けLED用リードフレームが減速して前年同期比6.5%減収となり、売上高構成比は34.2%(同2.5ポイント低下)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<NS>
2. 製品群別・用途別売上高状況
製品群別の業績は、次のとおりである。なお、2023年3月期第1四半期より、製品群別の旧分類名「IC・トランジスタ用リードフレーム」を、製品の主な使用先を的確に表現することを目的として新分類名「パワー半導体用リードフレーム」へと変更した。また、「パワー半導体リードフレーム」と「その他」の間で一部数値の組み換えを行った。そのため増減率の算出については、2022年3月期についても組み換え後の数値を採用した。
パワー半導体用リードフレームは、車載向けにおいて電装化の加速やADAS※技術の発展と普及、産業機器などその他の分野ではDXやGXといった社会変化の追い風を受けて好調な需要を維持し、売上高は5,481百万円(前年同期比16.9%増)となった。オプト用リードフレームは、海外の交通インフラやアドバタイズメント用屋外ディスプレイ向けなどに一定の需要はあったが、中国のゼロコロナ政策によって交通インフラや自動車向けLED需要が横ばいとなり、売上高は1,940百万円(同2.6%増)となった。コネクタ用部品は、スマートフォン向け部品が前年同期の前倒し出荷の反動で減少したほか自動車向けが弱かったが、ウェアラブル端末向け部品はスマートウオッチなど機器の普及やワイヤレス化の進展に伴う市場拡大を背景に増加、売上高は6,905百万円(同2.1%増)となった。
※ADAS(Advanced Drivring Assistance Systems):先進運転支援システム。ドライバーの安全や快適のため、自動車が周囲の情報を把握し、ドライバーに的確な警告を行ったり運転を制御することで、ドライバーを支援システム。
用途別量産品売上高では、車載向けが好調、スマートフォン向けが反動減、ウェアラブル端末向けは需要拡大、民生・産機・その他向けは中国の交通インフラやディスプレイ向けが調整期に入った。車載向けは、自動車の減産によりエアバッグ用コネクタなどが減少した一方、パワー半導体用リードフレームが好調となったため前年同期比8.4%増収となり、売上高構成比は32.8%(前年同期比2.5ポイント上昇)となった。スマートフォン向けは、前年モデルの立ち上がりが早かった反動で前年同期比9.7%減収となり、売上高構成比は27.7%(前年同期比2.9ポイント低下)となった。用途の拡大が続くウェアラブル端末向けは、新モデル中心に需要が拡大したことに加えて搭載個数も増加し、前年同期比118.9%増収、売上高構成比は5.3%(同2.9ポイント上昇)となった。民生・産機・その他向けは、データセンターや5G向けパワー半導体用リードフレームが引き続き好調となったものの、交通インフラなどのディスプレイ向けLED用リードフレームが減速して前年同期比6.5%減収となり、売上高構成比は34.2%(同2.5ポイント低下)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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