＜注目銘柄＞＝ウシオ電、有機ＥＬ向け需要が伸びる

　ウシオ電機<6925.T>は１８年３月期第１四半期決算を手掛かりに、７月３１日には年初来高値となる１６２８円まで上昇。その後は調整を強いられているが、ここは押し目買いで対処したい。

　同社が７月２８日に発表した第１四半期の連結営業利益は２８億１３００万円（前年同期比２．９倍）となり、上半期計画４５億円に対する進捗率は６２．５％に達した。有機ＥＬディスプレー関連メーカーの設備投資の増加を追い風に、露光用ＵＶランプやエキシマ洗浄装置の売り上げが伸長。次世代スマートフォン用メーン基板向け直描式露光装置の販売も好調さを維持している。当面はこうした需要が続く見通しで、上半期および通期業績の上方修正が期待される。

　テクニカル面では、１４００～１５００円の間に２５日移動平均線や７５日移動平均線、１３週移動平均線、２６週移動平均線が位置しており下値不安は少ないといえそう。また、ＰＢＲが１倍を下回っている点にも注目だ。（参）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）