岩崎電、前期最終を一転黒字に上方修正

　岩崎電気 <6924> [東証Ｐ] が5月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の9億円の赤字→1.9億円の黒字(前の期は23.3億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の9.2億円→20.1億円(前年同期は20.9億円)に2.2倍増額し、減益率が55.7％減→3.6％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期連結業績予想につきまして、国内のLED照明機器の売上高が想定を上回る見通しとなりました。利益面においては、材料仕入価格の高騰や、輸入材料における円安の影響を加味しておりましたが、為替影響は想定を下回る範囲に留まり、営業利益、経常利益において前回予想を上回る見込みとなりました。さらに、米国の連結子会社の清算に伴い、2,700百万円の特別損失を見込んでおりましたが、前回発表時と比べて為替が円高に推移したことや資産売却を進めたことなどにより、2,030百万円の損失計上となる見込みとなり、親会社株主に帰属する当期純利益についても前回予想を上回る見込みとなりました。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。