ケルが急反発、車載機器市場の受注高水準で２０年３月期業績は計画上振れで着地

　ケル<6919.T>が急反発している。前週末２４日の取引終了後、集計中の２０年３月期連結業績について、売上高が１０２億円から１０５億９１００万円（前の期比４．０％増）へ、営業利益が７億９７００万円から１０億２６００万円（同２９．７％増）へ、純利益が５億４２００万円から７億２００万円（同２４．０％増）へ上振れて着地したようだと発表したたことが好感されている。

　工業機器市場、画像機器市場の受注は計画を下回ったものの、車載機器市場の受注が高水準で推移したことに加えて、医療機器市場、遊技機器市場でも計画以上の受注があったことが要因。また、設備投資の効率化に伴う減価償却費の減少なども利益押し上げに貢献したという。なお、業績上振れに伴い、従来１８円を予定していた期末配当を２１円に引き上げた。年間配当は前期同額の３９円となる。

出所：MINKABU PRESS