コーセルがマイナスに転じる、１９年５月期業績予想と配当予想を下方修正

　コーセル<6905.T>は前場終盤になってマイナスに転じている。午前１１時ごろ、１９年５月期の連結業績予想について、売上高を３２２億円から２９５億円（前期比１０．９％増）へ、営業利益を４９億円から３８億円（同１９．２％減）へ、純利益を３４億６０００万円から２５億５０００万円（同２１．８％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　日本国内市場と中国を中心としたアジア市場で、設備投資の先送りや在庫調整により需要が減少すると見込まれることに加えて、減価償却費と人件費の増加、スウェーデン子会社取得により発生したのれんなどの償却負担が利益を押し下げる。

　また、業績予想の修正に伴い、従来１７円を予定していた期末配当を６円減額して１１円にするとあわせて発表しており、これも弱材料視されているようだ。年間配当は２８円（従来予想３４円）となり、前期実績の３２円に対しては４円の減配となる予定だ。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（５月２１日～１１月２０日）決算は、売上高１４８億６９００万円（前年同期比１３．８％増）、営業利益２５億２９００万円（同４．４％増）、純利益１５億９５００万円（同１０．１％減）だった。

出所：minkabuPRESS