沢藤電機は４日連続ストップ高、東証が２７日から日々公表銘柄に指定も買い優勢

　沢藤電機<6901.T>は２７日で、４日連続ストップ高の５７７円カイ気配となっている。東証が２４日、沢藤電機株を２７日から信用取引の日々公表銘柄に指定すると発表した。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方があるなかで、きょうも買いの勢いが継続している。

　岐阜大学は２１日、澤藤電機との共同研究により、アンモニアを原料にして低コストで常温・常圧・無触媒で高純度水素を製造する装置を開発したと発表したことが好感され、２２日からきょうまでの４日間連続ストップ高となっている。

　大気圧プラズマでアンモニアを分解し、試作機では純度９９．９９９％を達成、燃料電池での発電も確認したという。産業用・家庭用の発電機などへの利用や、アンモニアを燃料とする燃料電池自動車が実現する可能性もあるとしており、今後の事業展開への期待が高まっているようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）