ＡＳＴＩ、前期経常を14％上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は60円増配

　ＡＳＴＩ <6899> [東証Ｓ] が4月25日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→30.8億円(前の期は20.9億円)に14.1％上方修正し、増益率が28.9％増→47.0％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.9億円→12.7億円(前年同期は5.2億円)に42.4％増額し、増益率が70.9％増→2.4倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は150円(前の期は90円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、海外子会社における為替差益の発生により805百万円を営業外収益に計上する予定であります。また、2023年5月に稼働を開始した浜松工場に対する補助金278百万円を特別利益に計上する予定であり、これにより親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表予想を上回る見込みとなったため、業績予想を修正いたします。 ・営業外収益（為替差益）の計上　2024年3月期第3四半期累計期間（2023年4月1日～2023年12月31日）において為替差益355百万円を計上しておりましたが、為替相場の変動に伴い、2024年3月期第4四半期連結会計期間（2024年1月1日～2024年3月31日）において主に海外子会社にて450百万円の為替差益が発生し、2024年3月期連結会計期間（2023年4月1日～2024年3月31日）において営業外収益に為替差益805百万円を計上する見込みであります。

　　上記の2024年3月期連結業績予想の修正により、未定としておりました期末配当予想につきましては、1株当たり150円に修正させていただきます。