フェンオールが４日続伸、仕込み初動でじわりと水準訂正

　日本フェンオール<6870.T>が４日続伸、出来高流動性に乏しく目立たないが、国内証券営業体などの現物沈潜の動きを背景に、売り物薄のなか静かに上値慕いの展開を強めている。防災設備・産業機器メーカーで、熱感知器や超小型煙感知器などで同社独自の製品を展開、防災ニーズへの高まりが同社の事業機会拡大につながっている。業績成長力は抜群で、１５年１２月期営業利益は前期比９．４％増の１６億９６００万円を見込んでいるが、１１年１２月期からの５年間の年平均営業利益伸び率は３０％を超える。ＰＥＲもわずか８倍台で成長力の高さとのギャップが激しく、小口ながら玉仕込みが徐々に浸透している様子。

フェンオールの株価は１１時２５分現在１５１５円（△１５円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）