ＹＫＴがストップ高カイ気配、量子コンピューター関連として人気再燃◇

　ＹＫＴ<2693.T>が値幅制限上限となる８０円高は４６６円カイ気配で張りついている。ここ量子コンピューター関連が物色テーマとして急浮上しているが、同社株もその一角として投資資金が流入し、目先買いの勢いが増してきた。米グーグルなどの研究チームが量子コンピューターを使ってスーパーコンピューターで１万年かかる計算を３分２０秒で解答したことを英科学誌ネイチャーに発表し、世界初の「量子超越性」の実証に成功した事例として脚光を浴びている。ＹＫＴは輸入販売を手掛ける完全子会社サンインスツルメントが、レーザー微細加工システムや世界最高水準のローノイズＲＦランプなどの商品を取り扱っているが、これらが研究機関や大学向けなどで、一部量子コンピューターの研究開発に使用されているとの思惑が買いの手掛かりとなっている。このほか、量子コンピューター関連としてはフィックスターズ<3687.T>、エヌエフ回路設計ブロック<6864.T>、シグマ光機<7713.T>、スパークス・グループ<8739.T>などが挙げられる。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：MINKABU PRESS