ＡＫＩＢＡ、今期経常を一転4％増益に上方修正

　ＡＫＩＢＡホールディングス <6840> [東証Ｓ] が11月11日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の4.2億円に急拡大し、従来予想の2.2億円を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の6.4億円→7.4億円(前期は7.1億円)に15.6％上方修正し、一転して4.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比39.2％減の3.1億円に落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の2.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.3％→9.3％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社業績の推移においては、「１．2023年３月期第２四半期連結業績予想値と実績値との差異」に記載の傾向が続いており、PCメーカー向けのメモリ販売が引き続き低調である一方、通信コンサルティング事業、HPC事業及び旅館事業が好調に推移しており、売上高は伸び悩むものの、利益率が相対的に向上し、費用の増加を加味しても営業利益、経常利益とも増益が見込まれる状況となっております。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、営業利益、経常利益の増加に加え、繰越欠損金の影響により法人税等の負担率が低下することで期初の業績予想を上回る見込みとなりました。