古野電、今期経常を25％下方修正

　古野電気 <6814> が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。20年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比26.9％減の30.6億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の40億円→30億円(前期は51.1億円)に25.0％下方修正し、減益率が21.8％減→41.3％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の15.7億円→5.7億円(前年同期は12.5億円)に63.7％減額し、一転して54.7％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比89.8％増の6.3億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.1％→3.2％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期の業績予想につきましては、製品構成の変化および在庫削減を目的とした生産調整の実施等により売上総利益率が低下し、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が、いずれも当初予想を下回る見込みです。このため、通期の連結業績予想を修正いたします。なお、業績予想の前提となる為替レートにつきましては、当初の想定レート（米ドル110円、ユーロ125円）からの変更はありません。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。