＜動意株・２７日＞（大引け）＝アオイ電子、ＶＯＹＡＧＥ、ケー・エフ・シーなど

　アオイ電子＜6832.T＞＝後場急伸。午後１時ごろに１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３９４億４３００万円から４１０億７７００万円（前期比１３．１％増）へ、営業利益を同４６億７５００万円から５８億６００万円（同４６．９％増）へそれぞれ上方修正したことを好感。スマートフォンやタブレット型携帯端末などの成長機器、自動車、照明向け部品が好調だったほか、生産改善活動の成果で生産性が向上したことや、一部製造ラインで余剰能力を活用できたことで製造原価の低減を図れていることなどが要因。

　ＶＯＹＡＧＥ　ＧＲＯＵＰ＜3688.T＞＝急反発。同社はきょう、ＳＹＮＣ　ＧＡＭＥＳ（東京都渋谷区）と合弁で新会社「ＶＯＹＡＧＥ　ＳＹＮＣ　ＧＡＭＥＳ（ボヤージュシンクゲームス）」を設立し、新たにゲームパブリッシング事業を開始すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。出資比率はＶＯＹＡＧＥ　ＧＲＯＵＰが８０％、ＳＹＮＣ　ＧＡＭＥＳが２０％。日本市場へ進出希望の海外ゲーム会社のパートナーとなり、サービス運営とプロモーションなどのパブリッシング事業を手掛ける。

　ケー・エフ・シー＜3420.T＞＝ストップ高で５連騰。連日で上場来高値を更新。トンネル用ボルトのトップメーカーで、耐震耐火補強工事に強みを持ち、首都圏を中心としたインフラ整備やリニア中央新幹線に関連する受注拡大期待が買い手掛かりになっている。全般こう着感が強まるなか、値動きの軽さが短期資金を呼び込み、株価上昇に弾みを付けている。

　アクロディア＜3823.T＞＝一時ストップ高。２６日の取引終了後、サッカー日本代表チームオフィシャルライセンスソーシャルゲーム「サッカー日本代表２０１８ヒーローズ」を、コロプラ＜3668.T＞が運営する位置情報サービスプラットフォーム「コロプラ」上で配信を開始したと発表したことが好感されている。同ゲームは、、サッカー日本代表選手が実名や実写で登場するサッカー育成シミュレーション位置ゲー。

　日本エスコン＜8892.T＞＝急伸。２６日取引終了後に今１４年１２月期通期の連結業績予想を上方修正。従来の売上高１７６億円を１８８億５０００万円（前期比３９．０％増）、営業利益２３億円を２７億６０００万円（同４９．７％増）へ引き上げた。当初計画していなかった大阪市淀川区のオフィスビルを販売することになり、売り上げ、利益とも予想を上回る。

　ザインエレクトロニクス＜6769.T＞＝ストップ高。同社はきょう朝方、中国のスマートフォンメーカー「ｋｏｏｂｅｅ」の新製品に高速画像処理ＬＳＩ「ＴＨＰ７２１２」が新規採用されたと発表。これが材料視されているようだ。ＴＨＰ７２１２は、１３００万画素のカメラ解像度に対応し、画質にこだわる同社独自の画像処理技術により充実した画像補正・カメラ機能を低コストで実現している。

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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）