タムラ、今期経常を30％上方修正

　タムラ製作所 <6768> [東証Ｐ] が9月26日大引け後(17:40)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→39億円(前期は20億円)に30.0％上方修正し、増益率が49.9％増→94.9％増に拡大する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の8億円→11億円(前年同期は6.5億円)に37.5％上方修正し、増益率が22.7％増→68.7％増に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　産業機械、家電、エネルギー市場向けの電子部品や、自動車向けの電子化学材料などの売上が堅調に推移すると共に、市場連動販売価格の浸透や、前中期経営計画から取り組んできた工場の自動化推進および拠点再編による物流改善などにより収益性が改善していることから、売上および利益が2022年5月11日に公表した予想を上回る見込みです。現在予想できる範囲において、経営環境の変化による影響や、顧客の需要動向を織り込んでおりますが、緊迫する国際情勢や、半導体をはじめとする部材の需給状況により、自動車関連をはじめとする当社の主要顧客の需要に想定外の変化が生じる場合などにおいては、実際の業績が予想数値と異なるものになる可能性があります。なお当社の場合、足元で生じている急激な米ドル・円相場の変動については、海外生産・輸入販売の多い電子部品事業と、国内生産・輸出販売の多い電子化学実装事業で相殺されるため、全社で見た場合は営業利益への影響は小さいと考えております。（注）業績予想は、本資料作成時現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があることをご承知おきください。