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タムラ、今期最終を31%下方修正、未定だった配当は2円減配

配信元:株探
投稿:2020/10/22 15:00
 タムラ製作所 <6768> が10月22日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結最終利益を従来予想の6.5億円→4.5億円(前期は10.2億円)に30.8%下方修正し、減益率が36.5%減→56.1%減に拡大する見通しとなった。
 ただ、4-9月期(上期)の連結最終損益は従来予想の3億円の赤字→0.2億円の黒字(前年同期は7.6億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は8円(前期は10円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社が2020年8月24日に公表いたしました2021年3月期第2四半期(累計)連結業績予想に対して、営業利益は予想に沿って推移しておりますが、新型コロナウイルス感染症による影響に伴う雇用調整助成金の営業外収益への計上により、経常利益は予想よりも増加しております。また、当社100%子会社である田村電子(深セン)有限公司の移転による、既存設備の廃棄、移転費用及び雇用契約終了に伴う退職金の支払いとして、約300百万円の費用発生を第2四半期に予定しておりましたが、第3四半期にずれ込むことになりました。これにより第2四半期における特別損失の縮小と親会社株主に帰属する四半期純利益の黒字化を見込んでおります。 通期業績予想につきましては、2020年5月14日の公表値を据え置いておりましたが、今般第2四半期の業績予想及び現在把握できる情報を踏まえて修正いたします。当初、新型コロナウイルス感染症の収束を2020年6月末までとし、2020年度下期には、売上高は感染拡大前の水準まで回復すると仮定して通期業績予想を作成しておりましたが、現時点でも新型コロナウイルス感染症の世界での拡大は続き、収束の見通しは難しい状況となっております。そうした中でも、中国エリアは回復が早く、そこに関わる電子部品や電子化学材料は回復基調での推移を見込んでおりますが、それ以外の地域は新型コロナウイルス感染症の影響が当連結会計年度内は継続することを前提とし、特に設備投資に関わる装置関連の需要は厳しい状況が続くものとして業績予想を作成しております。(注)業績予想は、本資料作成時現在において入手可能な情報に基づき作成したものです。今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況をはじめとする様々な要因によって、実際の業績は予想数値と異なる可能性があることをご承知おきください。

  当社は、中長期的な経営計画を通じて企業価値の増大を図り、財務体質の強化に取り組むとともに、株主の皆様へ安定した利益還元を行うことを最重要課題ととらえて取り組んでおります。 当期の配当予想につきまして、2020年8月24日に第2四半期末の1株当たり配当予想は3円とお知らせいたしましたが、期末配当金につきましては未定としておりました。今般、現時点の業績予想を踏まえて、総合的に勘案した結果、第2四半期末の1株当たり配当予想は3円、期末の1株当たり配当予想は5円といたします。
配信元: 株探
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