新興市場銘柄ダイジェスト：ニューテックがストップ高、メディアFは連日の年初来高値更新

<6067>　メディアF　1793　+104
大幅続伸で年初来高値更新。共同印刷<7914>と資本業務提携契約を締結すると発表。自社が築き上げた実績とノウハウを活かして事業規模の拡大を図るため、共同印刷と店頭販促領域におけるソリューションサービスの充実に向けた協業を進める。業務提携の推進にあたり、共同印刷は市場買付で発行済株式数の4.79％を上限にメディアフラッグ株を取得する。提携開始日は10月1日。

<3185>　夢展望　633　+6
一時ストップ高。クルーズ<2138>グループのECサイト構築・運用支援等を専門とするCROOZ EC PartnersとECプラットフォームの構築推進に関する業務委託契約を締結したと発表。親会社のRIZAPグループ<2928>傘下を中心に参加企業が共同で自社サイトとして利用でき、リアル店舗とも連携。ECプラットフォームの要件定義に伴い、固定資産1.00億円を取得。

<4398>　BBSec　1749　-
公開価格（750円）の約2.7倍となる2001円で初値を付けた。19年6月期の営業利益予想は前期比2.1％増の1.85億円。事業内容はマネージドセキュリティサービスなど。セキュリティ監査・コンサルティングサービスで受注見込み案件や更新監査等の需要増加を見込むほか、脆弱性診断サービスでも新規案件や定期診断需要が増加すると予想。また、情報漏えいIT対策サービスで受注残が積み上がっているという。

<7326>　SBIインシュアラン　1998　-
公開価格と同値の2160円で初値を付けた。SBIHD<8473>がグループ内の保険事業再編を目的に16年12月に設立。保険持株会社及び少額短期保険持株会社で、SBI損害保険、SBI生命保険、SBI少短保険HDを子会社化として抱える。19年3月期の経常利益予想は前期比65.2％増の17.50億円。損保、生保、少額短期保険の各事業で保有契約件数の増加を見込む。

<6734>　ニューテック　1130カ　-
ストップ高比例配分。19年2月期第2四半期累計の営業利益を従来予想の0.76億円から1.09億円（前期実績0.72億円）に上方修正。利益率の高い大容量NAS製品の販売が好調で、従来計画を上回って推移しているため。従来予想からの引き上げ率は4割を超えており、買い人気を集めている。通期予想（2.16億円）については第3四半期以降の市場環境がまだ不透明であるとして据え置いた。

<7477>　ムラキ　2110　+184
大幅続伸で年初来高値更新。17年12月20日に公表した連結子会社のムラキ・エージェンシーの清算手続きについて、18年9月26日付で清算が結了したと発表。ムラキ・エージェンシーは損害保険代理業、生命保険募集及び旅行業、チケットショップ店の経営を行っていたが、事業継続は困難として事業の一部を譲渡した後、解散及び清算の手続きを進めていた。清算結了で悪材料が出尽くしたとの見方から買われている。

<4582>　シンバイオ製薬　165　+29
急伸。抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」について、新たな効能効果として、再生医療等製品の前処置に使用可能とするため、製造販売承認事項に係わる一部変更承認申請を行ったと発表。トレアキシンは殺細胞性の抗腫瘍薬で、悪性リンパ腫の標準療法として確立しつつあるとされる。再生医療で新たに用いられるようになれば、利益拡大に貢献するとの見方から買いが集まっている。

＜DM＞