ナカヨ、非開示だった前期経常は47％減益、配当も10円減額

　ナカヨ <6715> が5月14日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比47.4％減の4.4億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の60円→50円(前の期は65円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループでは、2020年３月期通期連結業績予想につきまして、台風19号により、主要取引先が被災された影響に加えて、新型コロナウイルス感染症によりサプライチェーンが寸断されたことにより「未定」としておりましたが、この度、おおよその影響額を算出することができるようになったため、連結業績予想を修正いたします。　第四次中期経営計画の２期目の2020年３月期につきましては、開発力強化・営業力強化に投資を行ってまいりましたが、台風19号により、主要取引先が被災された影響で、売上高が620百万円程度減少する見込みであります。また、新型コロナウイルス感染症によりサプライチェーンが寸断され、売上高がさらに210百万円程度減少する見込みであります。売上高が減少したことに加えて、Windows10への切り替え費用および開発費の増加等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が減少する見込みであります。　今後とも、「顧客満足」を第一に考え、様々な分野の市場を考慮した商品開発、事業開拓を進めると共に、働き方改革に向け、全社的な業務の効率化も継続してまいります。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を充実していくことが経営上の重要課題であることを認識しており、業績に応じた配当の実現と市場競争力の維持や収益の向上に不可欠な設備、研究開発等の投資状況を念頭に、財政状態、利益水準及び配当性向を総合的に勘案し、安定的に実施することを基本方針としております。　2020年３月期につきましては、業績予想の修正に伴い、誠に遺憾ではありますが、上記のとおり、2020年３月期の年間配当金は、50円とさせていただきます。　株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、今後も安定的な配当の実現に向けて努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。(注)上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものです。実際の業績は、様々な要因により予想数値と異なる場合があります。