エスケーエレ、今期経常を一転31％減益に下方修正、配当も50円減額

　エスケーエレクトロニクス <6677> [東証Ｓ] が8月13日大引け後(15:30)に決算を発表。24年9月期第3四半期累計(23年10月-24年6月)の連結経常利益は前年同期比35.1％減の23.8億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の52億円→34.5億円(前期は50.2億円)に33.7％下方修正し、一転して31.3％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の43.6億円→26.1億円(前年同期は28.1億円)に40.1％減額し、一転して7.0％減益計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の167円→117円(前期は162円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.7％増の15.5億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の17.5％→18.9％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　大型フォトマスク事業において、第３四半期からフォトマスク需要は増加し、特に有機ＥＬパネル用ではスマートフォン、ＩＴ製品向けに活況となりました。しかしながらパネル開発案件の遅延等が発生したこと及び今後の事業環境の見通しに照らし、公表しております2024年９月期通期連結業績予想および通期個別業績予想を修正いたします。

　2024年9月期の期末配当金につきましては、通期業績予想の下方修正を行ったことから、当社配当方針に基づき、公表しております配当予想に対して50円減となる、１株当たり117円に修正いたします。