インスペック続伸、主力製品の競争力強化で２１年４月期営業益予想３．８倍

　インスペック<6656.T>が続伸している。同社は５日取引終了後に、２１年４月期通期の連結業績予想を公表。営業利益を前期比３．８倍の１億７０００万円と見込んでいることが好感されているようだ。

　売上高は同２．２％増の２４億円を予想している。ニーズが拡大しているＦＰＣ（フレキシブルプリント配線板）向けロールｔｏロール型検査装置、チップ部品やフラットパネルディスプレー向けのインライン検査システム、クラウドサーバーの継続的な拡大やＡＩ（人工知能）の急速な進化の対応で微細化が加速しているＣＰＵやＧＰＵ向け超精密基板向け検査装置を主力製品として、競争力を更に強化し、検査装置事業及びプリント基板製造装置関連事業の拡大に取り組むとしている。

　なお、２０年４月期通期の連結決算は、売上高が前の期比１７．５％減の２３億４８００万円、営業利益が同８５．８％減の４４００万円で着地した。

出所：MINKABU PRESS