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正興電機製作所のニュース
25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反落、センチメントはやや悪化も売り込みづらい需給状況
・ドル・円は伸び悩み、日本株安で円売り後退
・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はダイキン工業<6367>
■日経平均は反落、センチメントはやや悪化も売り込みづらい需給状況
日経平均は反落。143.95円安の22134.17円(出来高概算7億株)で前場の取引を終えている。長期金利上昇を警戒した米株安の流れを受けた格好となったが、決算が本格化するなか、米キャタピラーの慎重見通しやアルファベットの弱い値動き、さらにアップルの「iPhoneX」の足元の需要に警戒が強まったことが影響。また、前日に決算を発表した日本電産<6594>が寄り付き後一時切り返す場面を見せたが、その後は大きく売り込まれていることも、慎重にさせている面もありそうだ。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、過半数を占めている。セクターでは機械、電気機器、石油石炭、鉱業、鉄鋼、非鉄金属が軟調。半面、電力ガス、食料品、ゴム製品、陸運、水産農林、建設、保険が小じっかりなど、内需優勢の物色だった。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>が軟調。一方で大塚HD<4578>、エーザイ<4523>、テルモ<4543>、中外薬<4519>がしっかり。
日経平均は75日線をキープできず、5日線を下回ってきており、手掛けづらくさせているだろう。また、日本電産<6594>の決算反応も厳しいほか、前日に記録的な初値を付けたHEROZ<4382>のストップ安についても、センチメントを悪化させているだろう。ただし、海外投資家の需給状況に変化がみられてきており、これが売り込みづらくさせている。投資主体別売買動向では4月1週の現物と先物合算で13週ぶりに買い越しに転じると、4月2週においても買い越しとなり、2週連続での買い越しとなった。売り越し基調が続いていた海外勢の需給が買い越しに転換するなか、下げづらい相場展開が意識されてくるだろう。
足元で為替相場が円安に振れて推移しており、決算に対するこれまでの慎重姿勢も和らぐ可能性がある。武田薬品によるアイルランドの製薬大手シャイアーへの買収交渉を巡り、ロイター通信は24日、両者が大筋合意に達したと報じている。これにより円相場は円安に振れやすい需給状況がしばらく続く可能性もありそうだ。上値は抑えられるものの、海外勢の需給変化が期待されるなか、じりじりと下値を切り上げてくるようだと、次第に煮詰まり感が台頭してくることになりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は伸び悩み、日本株安で円売り後退
25日午前の東京市場で、ドル・円は伸び悩み。日経平均株価のマイナス圏推移を背景に、リスク選好的な円売りは後退した。
金利差重視の取引が続き、足元はドルが買われやすい地合いとなっている。また、米10年債利回りが心理的節目の3%付近で高水準を維持しており、ドル・円は一時109円06銭まで強含んだ。
ただ、その後ドル買いは一服。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安継続を警戒した円買いも観測される。また、米株式先物はマイナス圏で推移し、今晩の米株続落も見込まれる。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円67銭から109円06銭、ユーロ・円は133円09銭から133円29銭、ユーロ・ドルは1.2221ドルから1.2239ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・サムシングHD<1408>、正興電<6653>など7銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はダイキン工業<6367>
■経済指標・要人発言
・トランプ米大統領
「マクロン仏大統領とイラン核合意に関して話し合う」
「イラン合意はばかげている」
「マクロン仏大統領とは、イラン、シリアに関して協議」
「貿易に関して取り組み、EUの障壁は容認できない」
「合意に達する可能性が高い」
「対仏の貿易は良好」
「ムニューシン米財務長官は数日内に訪中、貿易交渉で」
「中東諸国は国防費の増額を」
「イラン核合意、合意すべきでなかった」
「イランは米国を脅かしたら代価を払うことになる」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・13:30 2月全産業活動指数(前月比予想:+0.5%、1月:-1.8%)
<海外>
特になし
<DM>
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