同社は、制御機器及びFA関連機器の総合メーカー。第2四半期累計（4-9月）の連結営業利益は前年同期比55.8％増の75億5900万円と好調。半導体や自動車関連向けなどの需要が伸びた。設備投資関連の需要が堅調なほか、円安効果も業績を押し上げている。9月に上方修正されていたこともあり、23年3月期通期の連結営業利益は前期比38.5％増の134億円と前期に続き最高益を更新する見込みで据え置かれたが、市場には140億円前後への再増額修正期待が膨らんでいる。

　また、配当は従来予想より30円引き上げ年130円（前期比30円増）とすることが発表された。

　株価は堅調な値動きを続けているが、今期予想連結PERは9倍前後、配当利回りは4％台と割安。先行き2018年1月につけた3420円の最高値更新から一段高が見込める。