ミマキエンジ、前期最終を一転赤字に下方修正

　ミマキエンジニアリング <6638> が4月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の3.5億円の黒字→8億円の赤字(前の期は16.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.6億円の黒字→9.8億円の赤字(前年同期は9.1億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．通期連結業績予想修正の理由　当社は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けた３月の業績が未達となったことに加え、のれんの減損損失による特別損失を計上するため、2019年11月８日付公表の2020年３月期連結業績予想（以下、「前回発表予想」とする）を修正いたします。　修正後の通期連結業績予想は、売上高55,500百万円（前回発表予想比1.7％減）、営業利益1,300百万円（同10.3％減）、経常利益900百万円（同21.7％減）、親会社株主に帰属する当期純損失800百万円といたします。２．特別損失（のれんの減損損失）の計上について　当社グループは、2016年10月にイタリアのLa Meccanica Costruzione Tessili-S.P.A（現 Mimaki La Meccanica S.p.A）の全株式を取得して連結子会社化し、テキスタイル・アパレル市場向けの高速機種である「Tigerシリーズ」の製造・販売を推進してまいりました。　しなしながら、今般の新型コロナウイルス感染症の影響でイタリアの企業活動が全面停止したことに伴い、今後の収益計画の見直しを行った結果、のれん残高等として計上していた約900百万円を減損損失（特別損失）として、2020年３月期において一括計上することといたしました。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。