三桜工、今期経常を一転黒字に上方修正、未定だった配当は10円減配

　三櫻工業 <6584> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は23.8億円の赤字(前年同期は24.5億円の黒字)に転落した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の5億円の赤字→6億円の黒字(前期は47.2億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比31.8％増の29.8億円に拡大する計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は7円(前期は17円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は12.6億円の赤字(前年同期は11.9億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の3.6％→-7.1％に急悪化した。

株探ニュース