エスユーエス、今期経常を一転39％増益に上方修正

　エスユーエス <6554> [東証Ｍ] が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の連結経常利益は前年同期比58.7％増の4億8400万円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の2億5100万円→5億7000万円(前期は4億1000万円)に2.3倍上方修正し、一転して39.0％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億2800万円の赤字→1億9100万円の黒字(前年同期は7000万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、2.7倍増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常損益は1億0500万円の黒字(前年同期は3500万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-1.6％→0.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が当連結会計年度末まで継続するものと見込み、在籍技術社員数の減少や新規事業の受注遅延等から、前回発表予想より下回る見込みとなりました。　利益面につきましては、取引先のテレワーク推進による通勤費や残業時間の抑制及び賞与引当金の再精査等による人件費の減少に加え、経費の見直し等により、営業利益は増加する見込みとなりました。また、営業外収益において、雇用調整助成金の受給期間が延長されたことにより、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益も前回発表予想より上回る見込みとなりました。　そのため、2021年９月期の連結業績予想について、2020年11月13日に公表した業績予想における、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益を上記のとおり修正いたします。（注）上記に記載しました予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。