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*15:10JST IIF Research Memo(10):中期ビジョンのもと、既存事業拡大、新規事業展開積極化で成長を加速させる(1)
■中期的な経営方針
中期的な経営方針としてインターネットインフィニティー<6545>は、レコードブック事業をはじめとする既存事業を着実に成長させ、既存事業から生み出したキャッシュを新規事業の創出に重点投資することで、成長スピードを加速させることを掲げている。中期ビジョン「IIF Vision2030 リアル×テクノロジーで『健康な未来』を創造する」のもと、超高齢社会における課題解決を主要ミッションとし、テクノロジーを積極的に活用しながら既存事業の競争力向上、新規事業の創出に注力する。具体的には、AI等を活用したソリューションの開発、リアルで蓄積したデータの活用、介護現場のDXを推進する。これにより、既存事業の競争力と収益性を高めるとともに、業績拡大スピードを加速し、企業価値をさらに向上させる。加えて、外部要因に左右されづらい安定収益基盤の構築にも引き続き注力する。自社内で介護保険制度外の新規事業を創出するとともに、シナジーを見込める領域に関してはM&Aを積極的に検討し、収益基盤の多様化を推し進める考えだ。これらにより、最終年度である2028年3月期に売上高7,395百万円、営業利益980百万円、親会社株主に帰属する当期純利益574百万円、ROE22.0%、売上高営業利益率13.3%の達成を目指す。
同社は2023年6月、コロナ禍の収束を機に「中期ビジョン2025」「中期戦略における重点戦略」について再度整理を行い、新たに「IIF Vision2030 リアル×テクノロジーで『健康な未来』を創造する」を策定した。2024年6月には足元の業績動向などを考慮し、成長戦略を最新版にアップデートした。主にレコードブック事業と在宅サービス事業の業績見通しを上方修正し、連結ベースの売上高と営業利益は前回開示の計画を上回る水準で推移することを見込んでいる。また、2026年3月期からは、新規事業も業績の拡大に寄与する見通しだ。既存事業の着実な成長と新規事業の創出によってトップラインが伸びるなか、各事業の収益性をさらに高める戦略で、営業利益率も前回開示の見通しを上方修正した。中長期的に高齢化というトレンドは継続することが想定され、同社のヘルスケアサービスに対する需要は堅調に推移することが予想される。さらに、足元ではレコードブック事業の稼働率が向上していることに加えて、収益性の高いWebソリューション事業の業績も好調である。コロナ禍の影響を一定程度受けたものの、2025年3月期以降はコロナ禍前の成長スピードに回帰する見込みだ。
また、M&Aなどを含めた構造改革も引き続き推進する。既述のとおり、2023年3月期には2件のM&Aを実行した。介護の予防から中重度利用者向けまで、すべてのステージでサービスを提供できる事業体制を構築し、中長期的に健康寿命延伸に貢献する方針だ。加えて、介護保険制度の改定に左右されづらい収益基盤の構築にも注力する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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中期的な経営方針としてインターネットインフィニティー<6545>は、レコードブック事業をはじめとする既存事業を着実に成長させ、既存事業から生み出したキャッシュを新規事業の創出に重点投資することで、成長スピードを加速させることを掲げている。中期ビジョン「IIF Vision2030 リアル×テクノロジーで『健康な未来』を創造する」のもと、超高齢社会における課題解決を主要ミッションとし、テクノロジーを積極的に活用しながら既存事業の競争力向上、新規事業の創出に注力する。具体的には、AI等を活用したソリューションの開発、リアルで蓄積したデータの活用、介護現場のDXを推進する。これにより、既存事業の競争力と収益性を高めるとともに、業績拡大スピードを加速し、企業価値をさらに向上させる。加えて、外部要因に左右されづらい安定収益基盤の構築にも引き続き注力する。自社内で介護保険制度外の新規事業を創出するとともに、シナジーを見込める領域に関してはM&Aを積極的に検討し、収益基盤の多様化を推し進める考えだ。これらにより、最終年度である2028年3月期に売上高7,395百万円、営業利益980百万円、親会社株主に帰属する当期純利益574百万円、ROE22.0%、売上高営業利益率13.3%の達成を目指す。
同社は2023年6月、コロナ禍の収束を機に「中期ビジョン2025」「中期戦略における重点戦略」について再度整理を行い、新たに「IIF Vision2030 リアル×テクノロジーで『健康な未来』を創造する」を策定した。2024年6月には足元の業績動向などを考慮し、成長戦略を最新版にアップデートした。主にレコードブック事業と在宅サービス事業の業績見通しを上方修正し、連結ベースの売上高と営業利益は前回開示の計画を上回る水準で推移することを見込んでいる。また、2026年3月期からは、新規事業も業績の拡大に寄与する見通しだ。既存事業の着実な成長と新規事業の創出によってトップラインが伸びるなか、各事業の収益性をさらに高める戦略で、営業利益率も前回開示の見通しを上方修正した。中長期的に高齢化というトレンドは継続することが想定され、同社のヘルスケアサービスに対する需要は堅調に推移することが予想される。さらに、足元ではレコードブック事業の稼働率が向上していることに加えて、収益性の高いWebソリューション事業の業績も好調である。コロナ禍の影響を一定程度受けたものの、2025年3月期以降はコロナ禍前の成長スピードに回帰する見込みだ。
また、M&Aなどを含めた構造改革も引き続き推進する。既述のとおり、2023年3月期には2件のM&Aを実行した。介護の予防から中重度利用者向けまで、すべてのステージでサービスを提供できる事業体制を構築し、中長期的に健康寿命延伸に貢献する方針だ。加えて、介護保険制度の改定に左右されづらい収益基盤の構築にも注力する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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