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*09:04JST 前場に注目すべき3つのポイント~回復傾向にある小売セクターや前日買われた金融セクターの動向に注目~
5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■回復傾向にある小売セクターや前日買われた金融セクターの動向に注目
■アスクル、23/5営業利益 2.2%増 146億円、24/5予想 12.9%増 165億円
■前場の注目材料:トヨタ自、「ギガキャスト」26年採用、EV部品一体成形でコスト低減
■回復傾向にある小売セクターや前日買われた金融セクターの動向に注目
5日の日本株市場は、前日の下げに対する自律反発狙いの資金流入はありそうだが、次第にこう着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。4日の米国市場は、独立記念日の祝日で休場だった。そのため欧州市場でも方向感に乏しい展開であり、手掛かり材料に欠けるだろう。シカゴ日経225先物清算値は、日中大阪比130円安の33190円(時間外)、円相場は1ドル144円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。本日も海外勢のフローが限られるなか、先物市場では短期的なショートの動きが入りやすいだろう。前日の下げに対する自律反発の動きを見せたとしても、戻りの鈍さが意識される局面においては、ショートを仕掛けてくる動きが警戒されそうである。日経平均は前日の下げでボリンジャーバンドの+1σを下回ってきたが、+1σが位置する33550円辺りを早い段階で回復できないと、持ち高調整の売りなども強まってくるだろう。
祝日明けの米国ではFOMC議事要旨の公表が予定されているため、7月のFOMCで利上げ再開との見方が強まる可能性も意識されやすい。利上げ再開については予想されてはいるものの、議事要旨の内容を受けた米国市場の反応を見極めたいため、リスク回避的にも利食いに向かわせることになろう。さらに、国内の要因では7日と翌週10日に控えているパッシブ型ETFの決算に伴う分配金捻出のための売り需要が警戒されてくることになろう。こちらも想定されている需給イベントではあるが、押し目待ち狙いの買い意欲は強いものの、上値追いの買いは期待できない。
そのため、下値の堅さを見極めつつ、短期的に売り仕掛けの動きがあるようなら、その後のリバウンドを狙ったスタンスとなりそうだ。物色としては小売企業の既存店売上高の発表が目立っており、回復傾向にある小売セクターのほか、前日の流れから金融セクターの動向が注目されよう。そのほか、直近IPOなど需給の軽い銘柄などには、個人主体の資金が向かいそうだ。
■アスクル、23/5営業利益 2.2%増 146億円、24/5予想 12.9%増 165億円
アスクル<2678>が発表した2023年5月期業績は、売上高が前期比4.2%増の4467.13億円、営業利益は同2.2%増の146.20億円だった。eコマース事業において、設備投資に関連した一過性のコストが発生したが、一箱あたりの売上高の増加、売上高配送運賃比率の低いBtoB事業の売上割合の増加等により、売上高販管費比率が0.5ポイント減少した。24年5月期業績は、売上高が前期比7.9%増の4820億円、営業利益は同12.9%増の165億円を計画。コンセンサス(155億円程度)を上回る。
■前場の注目材料
・北海ブレント原油先物は上昇(76.25、+1.60)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・トヨタ自<7203>「ギガキャスト」26年採用、EV部品一体成形でコスト低減
・NITTAN<6493>環境対応舶用バルブを来年度量産
・ニデック<6594>米モーター修理会社買収、アフター市場強化
・山善<8051>拠点間輸送にRORO船、「2024年問題」対応
・コマツ<6301>中南米に20トンショベル輸出
・ノリタケ<5331>SiC研磨工具量産、福岡にライン
・井関農機<6310>VB出資枠10億円、スマート農業強化
・凸版印刷<7911>資材管理向けタグ刷新、転送速度20倍
・帝人<3401>アクセリードと、来年4月に創薬合弁設立、最終契約締結
・日本製鉄<5401>高耐食メッキ鋼板、脱炭素型外装に採用
・神戸製鋼所<5406>日本電子にJASTEC株譲渡
・セイノーHD<9076>西濃シェンカー、SAF利用の貨物輸送向けサービス、年内にも開始
・三井不<8801>東大と千葉・柏にEV走行レーン新設、走行中給電を実証
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:45 中・6月財新サービス業PMI(予想:56.2、5月:57.1) <ST>
■回復傾向にある小売セクターや前日買われた金融セクターの動向に注目
■アスクル、23/5営業利益 2.2%増 146億円、24/5予想 12.9%増 165億円
■前場の注目材料:トヨタ自、「ギガキャスト」26年採用、EV部品一体成形でコスト低減
■回復傾向にある小売セクターや前日買われた金融セクターの動向に注目
5日の日本株市場は、前日の下げに対する自律反発狙いの資金流入はありそうだが、次第にこう着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。4日の米国市場は、独立記念日の祝日で休場だった。そのため欧州市場でも方向感に乏しい展開であり、手掛かり材料に欠けるだろう。シカゴ日経225先物清算値は、日中大阪比130円安の33190円(時間外)、円相場は1ドル144円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。本日も海外勢のフローが限られるなか、先物市場では短期的なショートの動きが入りやすいだろう。前日の下げに対する自律反発の動きを見せたとしても、戻りの鈍さが意識される局面においては、ショートを仕掛けてくる動きが警戒されそうである。日経平均は前日の下げでボリンジャーバンドの+1σを下回ってきたが、+1σが位置する33550円辺りを早い段階で回復できないと、持ち高調整の売りなども強まってくるだろう。
祝日明けの米国ではFOMC議事要旨の公表が予定されているため、7月のFOMCで利上げ再開との見方が強まる可能性も意識されやすい。利上げ再開については予想されてはいるものの、議事要旨の内容を受けた米国市場の反応を見極めたいため、リスク回避的にも利食いに向かわせることになろう。さらに、国内の要因では7日と翌週10日に控えているパッシブ型ETFの決算に伴う分配金捻出のための売り需要が警戒されてくることになろう。こちらも想定されている需給イベントではあるが、押し目待ち狙いの買い意欲は強いものの、上値追いの買いは期待できない。
そのため、下値の堅さを見極めつつ、短期的に売り仕掛けの動きがあるようなら、その後のリバウンドを狙ったスタンスとなりそうだ。物色としては小売企業の既存店売上高の発表が目立っており、回復傾向にある小売セクターのほか、前日の流れから金融セクターの動向が注目されよう。そのほか、直近IPOなど需給の軽い銘柄などには、個人主体の資金が向かいそうだ。
■アスクル、23/5営業利益 2.2%増 146億円、24/5予想 12.9%増 165億円
アスクル<2678>が発表した2023年5月期業績は、売上高が前期比4.2%増の4467.13億円、営業利益は同2.2%増の146.20億円だった。eコマース事業において、設備投資に関連した一過性のコストが発生したが、一箱あたりの売上高の増加、売上高配送運賃比率の低いBtoB事業の売上割合の増加等により、売上高販管費比率が0.5ポイント減少した。24年5月期業績は、売上高が前期比7.9%増の4820億円、営業利益は同12.9%増の165億円を計画。コンセンサス(155億円程度)を上回る。
■前場の注目材料
・北海ブレント原油先物は上昇(76.25、+1.60)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・トヨタ自<7203>「ギガキャスト」26年採用、EV部品一体成形でコスト低減
・NITTAN<6493>環境対応舶用バルブを来年度量産
・ニデック<6594>米モーター修理会社買収、アフター市場強化
・山善<8051>拠点間輸送にRORO船、「2024年問題」対応
・コマツ<6301>中南米に20トンショベル輸出
・ノリタケ<5331>SiC研磨工具量産、福岡にライン
・井関農機<6310>VB出資枠10億円、スマート農業強化
・凸版印刷<7911>資材管理向けタグ刷新、転送速度20倍
・帝人<3401>アクセリードと、来年4月に創薬合弁設立、最終契約締結
・日本製鉄<5401>高耐食メッキ鋼板、脱炭素型外装に採用
・神戸製鋼所<5406>日本電子にJASTEC株譲渡
・セイノーHD<9076>西濃シェンカー、SAF利用の貨物輸送向けサービス、年内にも開始
・三井不<8801>東大と千葉・柏にEV走行レーン新設、走行中給電を実証
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:45 中・6月財新サービス業PMI(予想:56.2、5月:57.1) <ST>
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