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日本ピストンリング

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日本ピストンリングのニュース

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日ピストン Research Memo(1):第2四半期累計は2ケタ増収・各利益は黒字転換、受注が予想を上回る水準で推移

配信元:フィスコ
投稿:2021/12/17 15:01
■要約

日本ピストンリング<6461>は、主に自動車エンジン部品として使用されるピストンリングやバルブシートなどの大手メーカーである。世界の主要自動車メーカーに幅広く製品を供給している。会社設立以来約90年の歴史で培ったコア技術を応用し、新製品・新事業として非自動車エンジン向け売上拡大も推進している。

1. 会社概要
主要製品であるピストンリングやバルブシートは自動車エンジン性能に関わる重要機能部品であり、耐熱性や耐摩耗性の向上によってエンジン燃費効率向上に貢献している。高品質のピストンリングを供給できるメーカーは、世界でも同社を含む5社に実質的に限定されている。また、バルブシートは、焼結合金の粉末配合のノウハウを強みとして、日系自動車メーカー向けでは約4割とトップシェアを誇っている。

同社では、非自動車エンジン向け売上拡大に向けて、産業機器分野や医療分野を中心に新製品・新事業を推進している。一例を挙げると医療分野では、ニッケルフリー・非磁性で生体適合性の高い医療用新材料として、チタンタンタル合金「NiFreeT(ニフリート)」の製品化・事業化を目指している。

2. 業績概要
2022年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比29.9%増の25,497百万円、営業利益が1,731百万円(前年同期は1,487百万円の損失)、経常利益が1,858百万円(同1,249百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が1,277百万円(同1,944百万円の損失)となった。自動車業界の需要は新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響で急減した前年同期から回復基調にあり、世界の自動車生産台数は増加したものの、足元では車載半導体不足や部品供給停滞による生産調整を余儀なくされたことから、やや減速傾向となった。このような状況のなか、原価低減や固定費削減を継続して推進したこと等により、各利益は黒字転換した。

2022年3月期連結業績予想については、2021年8月に上方修正を発表した。売上高が前期比12.6%増の51,000百万円、営業利益が2,600百万円(前期は165百万円の損失)、経常利益が同660.6%増の2,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が1,700百万円(同813百万円の損失)を見込んでいる。足元では車載半導体不足や部品供給停滞による生産調整を余儀なくされたほか、原材料価格の上昇などを考慮し、第2四半期時点では2021年8月に上方修正した予想を据え置いていたが、通期予想に対する進捗率が利益面で60%超となるなど好調に進捗していることから、上振れて着地する可能性が高いと弊社では考えている。

3. 成長戦略
グローバル自動車市場は新興国における自動車普及進展などで中期的に拡大基調が予想されるが、同社にとっては中長期的な環境規制の影響(ガソリンエンジンのさらなる低燃費化、ガソリンエンジンの減少、新たなクリーン燃料エンジンの普及、自動車の電動化など)への対応が課題となる。こうした事業環境に対して同社は、電動化が一気に進む可能性は低いと想定し、コア事業の基盤強化を推進する方針だ。加えて、徐々に進む電動化の流れも踏まえて、新製品・新事業による非自動車エンジン売上拡大にも注力していく。

長期ビジョン「The Next NPR 2030」の目標値としては、2031年3月期に売上高1,000億円、営業利益率10%以上、非自動車エンジン売上高比率40%以上、CO2排出量46%削減(2014年3月期比)を掲げている。また、第八次中期経営計画の目標値としては、2024年3月期の売上高540億円以上、営業利益率8%以上、非自動車エンジン売上高比率15%以上、CO2排出量25%削減(2014年3月期比)を掲げている。このほか第八次中期経営計画の重点施策として、(1) 全体最適なモノづくりシステムの構築、(2) コア技術・製品によるソリューション提供型開発営業の推進、(3) 新製品事業開発・創出の強化、(4) 人と組織の構造改革(意識改革)、(5) サステナブル企業への躍進、を推進していく方針だ。

■Key Points
・自動車エンジン用ピストンリングやバルブシートの大手メーカー
・2022年3月期第2四半期累計業績は2ケタ増収・各利益は黒字転換。受注が予想を上回る水準で推移
・自動車エンジン進化への対応を進めるとともに、非自動車エンジン向け売上拡大も推進

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)


<NB>
配信元: フィスコ
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